清水会長

　それでは,ただ今から第3回国語審議会総会を開会する。
　第1委員会,第2委員会がそれぞれ審議を始めたので,いろいろお話を伺いながら,御意見,御質問等をいただければ有り難いと思う。
　まず初めに,事務局から庶務報告をお願いする。

大島国語課長

　それでは,庶務報告を申し上げる。
　まず,第2回の総会の議事要録は,「漢字字体関係参考資料集」の第1分冊と併せて,11月27日付けでお送りした。また,「国語審議会答申・建議集」及び「国語関係訓令・告示集」も11月13日付けでお送りした。
　第1委員会,第2委員会所属委員の指名については,前回の総会で第1,第2委員会への所属について御希望をお寄せいただくようお願いしたところであるが,それに基づいて会長が御指名くださった結果について,10月1日付けで全員へ通知が行われている。お手元のファイルに名簿がとじ込んである。
　第1委員会と第2委員会の開催については,第1委員会が11月11日に第1回の会合を開催し,委員の互選によって北原委員が主査に選出された。ここでの論議の内容については,資料に沿って,実は北原委員は本日御欠席であるけれども,後ほど北原主査から託されたメモにより御説明申し上げる。
　また,第2委員会は第1回会合を10月28日に開催し,水谷委員が主査に選出され,さらに,主査の御提案により,小林委員が副主査に選出された。また,第2回の会合は11月26日に開催され,その時の論議の内容については,後ほど主査から御説明がある。
　次に,去年も実施した世論調査の件であるが,本年度は第1委員会関係の御論議を踏まえて,敬語を中心とする具体的な言葉遣いのゆれの問題などについて,世論調査を実施したいと考えている。北原主査と主査の御指名があった井上委員にも検討に加わっていただいて調査内容を固めて,1月には実施したいと考えている。結果は,次回の総会で御報告申し上げる予定である。
　それから,平成8年度の国語施策懇談会については,平成9年2月5日,6日に去年と同じ国際交流基金の国際会議場で開催する予定である。第1委員会. 第2委員会の主査とも御相談し,こういう日程で進めている。内容としては,第1委員会,第2委員会関係のテーマによるパネルディスカッションなどを計画している。また改めて御案内申し上げたいと思う。
　最後に,配布資料の御確認をいただきたい。お手元に配ってある第21期国語審議会第3回総会の次第の下に,配布資料をリストアップしている。
　まず,「第1委員会,第2委員会について(案)」が資料1である。これは,前回の総会を踏まえて,第1委員会と第2委員会で御確認をいただいたものである。特に2番目の項目について,そして第1委員会の検討事項については, 後ほど御説明申し上げるように,総会での御議論があったところである。そして検討事項について検討を託された第1委員会の御論議では,そのような表現になっているということである。この点については,今回の総会で特に御意見がなければ「案」を取らせていただきたいと考えている。
　資料2は「第1委員会における論議の概要−1」,資料3は「第2委員会における論議の概要−1」,資料4は「国語施策沿革資料について」という1枚の紙,資料5は「JIS漢字表について」という資料である。
　配布資料は以上であるが,そろっているか,御確認いただきたい。
　それでは,よろしくお願い申し上げる。

清水会長

　それでは,資料を御確認いただいて,もし不足があれば,お申し出いただきたいと思う。
　ただ今課長からもお話があった資料1は,前回の総会で御確認をいただき,また第1委員会,第2委員会でも御了承いただいた「案」ということで,会議は非公開にするとか,議事録については云々(うんぬん)とか,取り扱うものについての範囲とか,そういったことについての議論が若干あった。これについては,さっと御覧いただいて,何か御意見があるか。総会のときにも御確認いただいたことを追認したということである。
　御意見がないようなので,「案」を取って,このような形として御了承いただきたいと思う。
　次に,前回の議事録の確認をいただきたいということであるけれども,ただ今御説明があったように,既に委員の皆様方にはあらかじめお送り申し上げて,お読みいただいたかと思う。御自分の御発言のところで何か御修正の箇所でもあれば,ただ今でも伺わせていただきたいと思うが,また,細かい字句のちょっとした訂正であったら,後で事務局に御連絡いただいても結構である。読み上げて確認ということでもないと思うので,そういうことで御了承いただければと思う。よろしくお願い申し上げる。
　そういうことで進めさせていただきたいと思う。