国語施策・日本語教育

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第1委員会

<第6回>  (平成11年11月15日)

 資料「第1委員会(第6回)における検討課題」,主査提出の補足資料,及び資料「第22期のまとめの構成」に基づいて,今期報告の枠組み,「敬意表現」の概念,「敬意表現」という呼称,具体例の示し方について意見交換を行った。全体を3部構成とし,Iでは言葉遣いをめぐる諸状況を指摘し,円滑なコミュニケーション上の問題になっていることを述べ,Uでは円滑なコミュニケーション実現のためには敬意表現が必要であるとして敬意表現のフィロソフィーを述べ,Vは敬意表現の具体例を掲げるという案が了承された。

〔配布資料〕

  1. 国語審議会第1委員会 (第5回) 議事要旨 (案)
  2. 第1委員会 (第6回) における検討課題
  3. 第22期審議のまとめの構成 (案)

〔参考〕第20期・第21期報告における基本概念の整理

<第7回>  (平成12年1月21日)

 資料「「様々な配慮における敬意表現の具体例」の構成(案)」について,事務局及び杉戸専門調査員から説明があり,これに基づいて意見交換を行った。続いて坂本委員から「第5回総会における第1委員会関係質疑問題点−まとめ」について説明があり,これに基づいて意見交換を行った。具体例が期待されていること,ミニマム敬語,敬語の簡素化等が話題となった。

〔配布資料〕

  1. 国語審議会第1委員会(第6回)議事要旨(案)
  2. 「様々な配慮による敬意表現の具体例」の構成(案)
  3. 第5回総会における第1委員会関係質疑問題点のまとめ

〔参考〕第1委員会における論議の概要−3(第5回総会配布資料)

<第8回>  (平成12年2月10日)

 事務局及び杉戸専門調査員から,資料「V 敬意表現の具体例と留意点」について説明があった。これは,敬語小委員会(平成12年2月2日)で検討され,従来考えられていた「V」の差し替え案となるもので,敬意表現の働きを具体例で説明するものである。これに基づいて意見交換を行った。上位下位の概念,相互尊重の概念,前回総会で出た敬語不要論の扱い等の話題が出された。また,呼称は「敬意表現」に確定することを委員会として了承した。

〔配布資料〕

  1. 国語審議会第1委員会(第7回)議事要旨(案)
  2. 「V 敬意表現の具体例と留意点」(案)

〔参考〕敬意表現の具体例(第1委員会委員5人から寄せられたもの)

<第9回>  (平成12年4月17日)

 資料「今期のまとめ案」のI及びUについて,事務局の朗読,主査の説明の後,意見交換を行った。第1委員会における論議の前提,方向性について共通理解が得られていない,敬意表現が乱れているから正して強化するのか,過剰になり過ぎているから簡素化するのかも不明であるとの意見もあったが,簡素化を強く主張することは「多様性」を尊重することに抵触するとして多様性重視の方向が一応了解された。

〔配布資料〕

  1. 国語審議会第1委員会(第8回)議事要旨(案)
  2. 今期審議のまとめ案
  3. 第6回総会における主な意見(第1委員会関係)

<第10回>  (平成12年5月15日)

 参考として提出された「「国語に関する世論調査」問題別分析報告書」について,杉戸専門調査員から説明があった。資料「今期のまとめ案(ver.2)」の全文について,事務局の朗読,主査の説明があり,それに基づいて意見交換を行った。原案は言葉を使って配慮の気持ちを表すことを敬意表現ととらえているようだが,定型的な言葉遣いに絞って取り上げるべきではないかという意見などもあったが,おおむね原案が了承された。

〔配布資料〕

  1. 国語審議会第1委員会(第9回)議事要旨(案)
  2. 「現代社会における敬意表現」(審議のまとめ案)

〔参考〕「「国語に関する世論調査」問題別分析報告書」(国立国語研究所)

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