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活字字体整理に関する協議会 〔準備会〕
昭和22年7月18日 午後1時から国語課で
- 目 的
教科書に用いる活字の字体を統一し,ひいて一般の印刷出版界における標準とする。 - 範 囲
当用漢字(1850字)の字画。太さ細さ,印字面の大きさ,明朝,清朝,ゴシック等の書体などについては論じない。当用漢字以外の文字を用いる場合のことは,使用にあたって適当に考慮する。 - 方 針
(1)筆画の整理についてイ なるべく筆写体(かい書)との差を少なくする。 ロ なるべく筆画を簡易にする。(筆写体で書きやすいことなども。) ハ 同じ字形は,その用いられる部位(へんかつくりかなど)によって,少なくとも統一する。 ニ 似た字形は音訓の系統に混乱がおこらない限り,なるべく併合する。 ホ 活字字体としての体系のつりあいを考慮する。 (2) 同一の字で字形の異なったものがあるものは,その1体だけをとる。 (3) 国語審議会の字体整理案は参考とする。 - 手 順
(1)術語の相談
印刷用語,筆法,画のかぞえ方
(2)具体的協議
イ 簡易字体について(131字)
ロ 同字で異体のあるものについて
ハ 同系統の字について
ニ 新しい簡易字体を採ることについて - 資料について
- 次回の会合の期日