国語施策・日本語教育

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外国(中国)の地名・人名の書き方に関する主査委員会

〔5社原案者側との協議会〕

 昭和24年5月12日  午前9時―12時  国語研究所で

 主査委員会の成案(第2次案)全体について検討し,音節表記の方法について,5社は第2次案を無修正のまま全面的にみとめた。

〔5社東亜部長との懇談会〕

中国の地名・人名のかな書きの実施について
昭和24年6月30日 午前9時半―12時
文部省3階第1会議室で

(出席者)

朝日新聞   和田東亜部長
  毎日新聞   橘東亜部長
  読売新聞   高木東亜部長,藤井氏
  共同通信社   東亜部長代理宍戸氏
  放送協会   小森解説課長
国語審議会 安藤会長,原主査委員長,倉石,紺野(時事),池上(朝日)
沢登,楓井(東京),藤森(毎日),鹿住(読売),吉川,鈴木(放送),松坂,服部各主査委員
文部省 辻田調査普及局長,国語課員,中等教育課員
種々懇談の末,会長から,各社において改めてこの問題についてよろしくお考え願いたいと実施実現方を要望して散会。

 各社の意見は
(朝日)
 当用漢字表を守るだけでも大変なのに,この上新しいものまでやる自信はない。
(毎日)
 東亜部としては異論はないが,実施の時期は編集会議にまかせてある。まず教科書でやってほしい。
(共同)
 地方紙は8割ぐらい実施している。
(放送局)
 国語審議会で決定すれば,現在やっているのと少しちがうが,全面的にそれに従う。
(東京)
 5社の歩調がそろったら,わたくしらは必ずついて行く。

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