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次第 国語審議会の改組に関する小委員会報告

国語審議会の改組に関する小委員会報告(安藤会長)

 国語審議会の改組につきましては,かねがね多大の御配慮をいただきましてありがとうございました。各方面との交渉も順調に進みまして,7月20日は新しい審議会委員候補について,名簿を具して文部大臣に進言する運びにも相成った次第でございます。以下ここに簡単にその経過を申し上げて御報告といたします。
 国語審議会の自主的のことが問題となりましたのは,24年3月12日の国語審議会の第15回の総会においてでありました。会長は,この日まず国立国語研究所も新たに発足したことでもあるし,この際新しい時代における国語審議会の性格はっきりさせるための改組を行ったらばどうかという意味のことを発言して御賛成を得たのであります。いろいろお話し合いの末,さっそく改組委員会を組織することになりました。会長,副会長も委員に加わることになりましたから総数は12名でありました。
 改組の小委員会は,3月18日に第1回の委員会を開き,(1)改組の目標
(2)改組の手順(3)改組の理由などを検討し,3月23日には,第2回の委員会を開き,会の名称は国語審議会とすることを定め,審議会令案を審議検討し,新委員会の選出分野を決定いたしました。
 上述のとおりで改組の小委員会の仕事は一応結末を告げましたので,4月18日の国語審議会の第16回総会には,小委員会の改組についての検討決定の結果が報告されましたが,さらに今後における改組の進行に即応するためには,あらためて互選によって改組委員を選出し,その新しい委員会で万事をとりはからうがよいということになり,10名の改組委員が選ばれました。会長,副会長がこれに加わるので,総計12名,これにオブザーバーとして衆参両院から2名が加わることとなりました。
 新たに組織されました小委員会は,5月23日に第1回の会合を開き,
 (1) 委員候補者推選方法の決定
 (2) 各選出分野への委員候者割当数の決定
 (3) 推選母体の決定などを行いました。
 新しい小委員会の第2の会合は7月9日に開かれました。この日には,各推選母体からの推選名簿を参考として,文部大臣に推選すべき委員候補を決定しました。ただし国会関係2名は未定。
 こうしてきまりました委員候補は,7月20日に会長から文部大臣に名簿を具して推選申し上げました。以上がその経過の大要であります。

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