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送り仮名の付け方 複合の語 通則6

本則

複合の語(通則7を適用する語を除く。)の送り仮名は,その複合の語を書き表す漢字の,それぞれの音訓を用いた単独の語の送り仮名の付け方による。

〔例〕 (1) 活用のある語

 流 申  打わせる 向かいわせる  長引 若返  裏切 旅立
しい  薄暗  草深 心細  待しい  軽々しい 若々しい 女々しい
気軽  望

    (2) 活用のない語

石橋 竹馬 山津波  後姿 斜左 花便 独言  卸商 水煙 目印
田植 封切 物知 落書 雨上がり  墓参 日当たり 夜明かし 先駆 巣立 手渡
江 飛火 教子 合わせ鏡  生物 落葉 預かり
寒空 深情

 伸 乗  抜 作 暮らし  売 取 乗 引  歩 申 移わり
長生 早起 苦  大写
 粘 有難み 待
乳飲子 無理強  立居振 呼電話
次々 常々
近々 深々
 行

許容

読み間違えるおそれのない場合は,次の( )の中に示すように,送り仮名を省くことができる。

〔例〕
抜く(書抜く) 申込む(申込む) 打せる(打ち合せる・打合せる) 向い合せる(向い合せる) 聞苦しい(聞苦しい) 待遠しい(待遠しい)
田植(田植) 封切(封切) 落書(落書) 雨上り(雨上り)
日当り(日当り) 夜明し(夜明し)
江(入江) 飛火(飛火) 合せ鏡(合せ鏡) 預り金(預り金)
駆け(抜駆け) 暮し向き(暮し向き) 売(売上げ・売上) 取(取扱い・取扱)
(乗換え・乗換) 引(引換え・引換) 申(申込み・申込) 移り変り(移り変り)
難み(有難み) 待遠しさ(待遠しさ)
居振(立ち居振舞い・立ち居振舞・立居振舞)
電話(呼出し電話・呼出電話)

(注意)

 「こけら落とし(こけら落し)」,「さび止め」,「洗いざらし」,「打ちひも」のように前又は後ろの部分を仮名で書く場合は,他の部分については,単独の語の送り仮名の付け方による。

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