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文化庁月報
平成23年10月号(No.517)

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イベント案内

国立新美術館
モダン・アート,アメリカン ―珠玉のフィリップス・コレクション―

会期:平成23年9月28日(水)〜12月12日(月)
会場:企画展示室1E
エドワード・ホッパー 《日曜日》 1926年 D.R.

エドワード・ホッパー 《日曜日》 1926年
D.R.


チャールズ・シーラー 《摩天楼》 1922年 D.R.

チャールズ・シーラー 《摩天楼》 1922年
D.R.

「モダン・アート,アメリカン ―珠玉のフィリップス・コレクション―」展

 首都ワシントンの中心地からほど近い,緑豊かな美しい住宅街の一角に建つフィリップス・コレクション。本展では,アメリカ初の近代美術館である同コレクションから,アメリカ美術の秀作の数々を紹介します。

 フィリップス・コレクションの創設者ダンカン・フィリップス(1886-1966)は,若い頃より美術批評家として活動する傍ら,美術品の蒐集にも高い関心を寄せました。相次いで亡くなった父と兄を追悼するため,1921年にそれまで蒐集した作品を自邸の一室で一般公開したのが同コレクションの始まりです。ヨーロッパ絵画の優れた作品群を誇る同コレクションは,一方で,同時代のアメリカ人画家の作品を積極的に購入し,ジョン・マリンやスチュアート・デイヴィスら,後にアメリカの代表的な画家として認められる若い芸術家を支援したことでも知られています。本展では,優れた審美眼によって集められた作品をとおして,19世紀後半のリアリズムや印象派から,ジョージア・オキーフやエドワード・ホッパーが活躍したアメリカン・モダニズムの時代を経て,ジャクソン・ポロックやマーク・ロスコに代表される戦後のアメリカ絵画隆盛期に至る,アメリカ美術の軌跡をたどります。

 20世紀に入りヨーロッパの前衛美術に触れたアメリカは,第二次世界大戦後にはモダン・アートの国際的な潮流に大きな影響を与えるに至ります。一方で,ありのままの対象をとらえたリアリズムの伝統は,アメリカ絵画の源流として脈々と受け継がれてきました。そして,いかなる場合においても,大自然の風景とニューヨークの摩天楼に代表される近代都市の景観は,そのいずれもがアメリカを象徴するものとして,多くの画家に創作のインスピレーションを与え続けてきました。選りすぐった110点の作品で構成される本展は,固有の風土と歴史の中で独自の表現を追求しつつ培われてきた,アメリカ美術の多彩な魅力に触れる絶好の機会となるでしょう。

(主任研究員 西野華子)

国立新美術館

〒106-8558  東京都港区六本木7-22-2

お問い合わせ
03-5777-8600 (ハローダイヤル)
交通
東京メトロ千代田線乃木坂駅青山霊園方面改札6出口(美術館直結)
東京メトロ日比谷線六本木駅4a出口から徒歩約5分
都営大江戸線六本木駅7出口から徒歩約4分
開館時間
10:00〜18:00(入場は閉館の30分前まで)
※毎週金曜日は20:00まで(入場は19:30まで)
休館日
毎週火曜日
観覧料
一般 1,500円, 大学生 1,200円, 高校生 800円
※中学生以下,および障害者手帳をご持参の方(付添の方1名を含む)は無料
※10月8日(土),9日(日),10日(月・祝)は高校生無料観覧日(学生証提示が必要)
ホームページ
http://www.nact.jp/別ウィンドウが開きます
展覧会公式サイト
http://american2011.jp/別ウィンドウが開きます

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