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文化庁月報
平成23年10月号(No.517)

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お知らせ

10月の国立劇場
平成23年10月歌舞伎公演別ウィンドウが開きます

公演期間 平成23年10月3日(月)〜10月27日(木)
開演時間 12時開演
※14日(金)・21日(金)は午後4時30分開演
劇場 国立劇場大劇場
ジャンル 歌舞伎
演目
国立劇場開場45周年記念
平成23年度(第66回)文化庁芸術祭主催
曲亭(きょくてい)馬琴(ばきん)=作『開巻驚奇俠客伝(かいかんきょうききょうかくでん)』より
尾上菊五郎=監修
国立劇場文芸課=脚本
通し狂言 開幕驚奇復讐譚(かいまくきょうきあだうちものがたり) 五幕十場
発端
新田貞方討死の場
序幕(相模)
箱根賽の河原の場
底倉温泉藤白家浴館の場
二幕目(大和)
吉野山中の場
三幕目(伊勢)
上多気宿街道筋の場
同 旅籠屋の場
同 店先の場
飼坂峠の場
四幕目(河内)
千剣破村木綿張荷二郎内の場
大詰(山城)
北山殿金閣の場
主な出演者 尾 上 菊五郎
尾 上 松 緑
尾 上 菊之助
中 村 時 蔵

ほか

 皆様のお陰をもちまして,今秋,国立劇場は開場45周年を迎えます。
 それを記念する歌舞伎公演の第一弾として,10月は『開幕驚奇復讐譚』を上演します。国立劇場では初めてとなる“両宙乗り”などの見せ場を盛り込んだ≪馬琴歌舞伎≫をお楽しみ下さい。

 この作品の原作は,曲亭馬琴が晩年に手掛けた長篇読本(小説)『開巻驚奇俠客伝』です。『南総里見八犬伝(なんそうさとみはっけんでん)』『椿説弓張月(ちんせつゆみはりづき)』に次ぐ馬琴得意の史伝物の傑作として高く評価されています。『俠客伝』という題名の由来は,中国の白話(はくわ)小説(口語体の小説)の趣向を取り入れて,善を(たす)けて悪を除く≪義俠≫の精神をテーマに用いたことに拠ります。

 室町時代初期,三代将軍足利義満は,約60年間対立していた≪南北朝≫を合体させましたが,政治的野望の実現のために,反抗する南朝方の武将を滅亡に追い込みます。そこで,その遺臣−新田義貞や楠木正成(本作での苗字は「楠」)の末裔が,義俠の精神を備えた剣術≪剣俠≫によって,足利将軍家を始め権力悪に復讐を挑みます。彼らの活躍が,個性的なキャラクターと絡みながら,雄大な構想と大胆なフィクションで描かれています。

 『俠客伝』は,慶応元年(1865)に河竹黙阿弥の脚色で初めて歌舞伎化されましたが再演されず,異なる脚色で明治7年(1874)に大阪で上演されて以降,歌舞伎の舞台からは遠ざかっていました。今回は,原作を基本に,黙阿弥版の脚色を参照しながら,人物や場面の設定に大幅なアレンジや創作を加え,新作歌舞伎としてご覧いただきます。新田の子孫・小六(ころく)と楠の子孫・姑摩姫(こまひめ)の復讐の顛末,両家と深い因縁を持つ謎の盗賊・木綿張荷二郎(ゆうばりにじろう)と魔性の女・長総(ながふさ)の皮肉な運命を,意外性に富んだ展開で描きます。また,宙乗りや立廻りなどの娯楽性豊かな趣向も盛り込み,波瀾万丈のドラマが繰り広げられます。

 菊五郎を中心に,時蔵,松緑,菊之助ほかお馴染みの座組が,近年演じてきた復活通し狂言でのノウハウを活かして意欲的に取り組む新作≪馬琴歌舞伎≫に,ご期待ください。

尾上菊五郎

尾上菊五郎

尾上松緑

尾上松緑

尾上菊之助

尾上菊之助

中村時蔵上松緑

中村時蔵

観劇料金 特別席  12,000円(学生8,400円)
1等A   9,200円(学生6,400円)
1等B   6,100円(学生4,300円)
2等A   4,500円(学生3,200円)
2等B   2,500円(学生1,800円)
3等    1,500円(学生1,100円)

※3等席に限り,予約開始初日は,お一人様1ステージ2枚までのご購入に限らせていただきます。
※障害者の方は2割引きです
電話 国立劇場チケットセンター(10時〜5時)
0570-07-9900
03-3230-3000[PHS・IP電話]
インターネット http://ticket.ntj.jac.go.jp/別ウィンドウが開きます

国立劇場
〒102−8656 東京都千代田区隼町4−1

交通
東京メトロ半蔵門線半蔵門駅1番出口より徒歩5分
有楽町線・半蔵門線・南北線の永田町駅4番出口より徒歩8分
ホームページ
http://www.ntj.jac.go.jp/別ウィンドウが開きます

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