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文化庁月報
平成25年4月号(No.535)

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イベント案内

国立国際美術館
「美の響演 関西コレクションズ」

会期:平成25年4月6日(土)〜7月15日(月)
会場:国立国際美術館
ヴァシリー・カンディンスキー 《絵の中の絵》 1929年 国立国際美術館蔵

ヴァシリー・カンディンスキー
《絵の中の絵》 1929年 国立国際美術館蔵

「美の響演 関西コレクションズ」

 美術館が持つコレクションの魅力を,もっと広くアピールする方法はないだろうか。このような問題意識から,当館では過去に何回かコレクションをテーマにした企画展を開催してきました。「30年分のコレクション」(2007)や,「コレクションの誘惑」(2012)などです。

 一方,当館のコレクションだけではなく,近隣の美術館とコラボする形でのコレクション展というものを,2004年に,当館が中之島に移転して以降,2回開催しました。1回目は,大阪市立近代美術館建設準備室とサントリーミュージアム[天保山]との3館で企画した「夢の美術館 大阪コレクションズ」(2007)。そして2回目は,同じく大阪市立近代美術館建設準備室と組んだ「中之島コレクションズ」(2011)です。

 「美の響演 関西コレクションズ」は,このコラボ展示の第3弾になるものです。出品されるのは,大阪市立近代美術館建設準備室,滋賀県立近代美術館,兵庫県立美術館,和歌山県立近代美術館と京都国立近代美術館,そして国立国際美術館の6つの国公立美術館の所蔵品約80点。20世紀初頭のセザンヌ,ピカソ,マティス,ブランクーシから,現代を代表するリヒターやタイマンスにいたるまで,関西にある名品が集結します。

ウンベルト・ボッチョーニ ≪街路の力≫ 1911年 大阪市立近代美術館建設準備室蔵

ウンベルト・ボッチョーニ
≪街路の力≫ 1911年 大阪市立近代美術館建設準備室蔵

 展示は「20世紀美術の幕開け」,「彫刻の変貌とオブジェの誕生」,「ヨーロッパの戦後美術」,「戦後アメリカ美術の展開」,「多様化する現代美術」の5章からなり,近現代美術史の文脈にのっとり,他館のコレクションと混ざり合う形で展示されます。興味深いのは,ジョゼフ・コーネルやモーリス・ルイスなど,何人かの作家については,複数の館から作品が出品されることで,まさにコレクション同士の競演が実現する点です。

 その他にも,本展はいろいろな見方で楽しむことができるでしょう。例えば,日本の公立美術館の作品収集のあり方,あるいは傾向といったものが,ここに集約されていると考えることもできます。そういった“裏テーマ”を見つけ出すのも,本展ならではの特徴といえるのではないでしょうか。ご期待ください。

(学芸課主任研究員 安來正博)

国立国際美術館

〒530-0005 大阪市北区中之島4-2-55

お問い合わせ
06-6447-4680
交通
・京阪電車中之島線「渡辺橋駅」(2番出口)より南西へ徒歩約5分
・地下鉄四つ橋線 「肥後橋駅」(3番出口)より西へ徒歩約10分
・JR「大阪駅」,阪急「梅田駅」より南西へ徒歩約20分
・JR大阪環状線「福島駅」,東西線「新福島駅」(2番出口)より南へ徒歩約10分
・阪神電車「福島駅」より南へ徒歩約10分
・地下鉄御堂筋線「淀屋橋駅」,京阪電車「淀屋橋駅」より西へ徒歩約15分
・JR「大阪駅」前より,市バス53号系統・75号系統で,「田蓑橋」下車,南西へ徒歩約3分
・「淀屋橋」(土佐堀通/住友ビル一号館前)より,中之島ループバス「ふらら」で,「市立科学館・国立国際美術館前」下車すぐ
開館時間
火曜日〜木曜日,土・日曜日 10:00〜17:00
毎週金曜日 10:00〜19:00 (いずれも入場は閉館30分前まで)
休館日
毎週月曜日と5月7日(火)(ただし4月29日,5月6日,7月15日は開館)
観覧料
当日:一般1,200円,大学生900円,高校生500円
前売・団体:一般1,000円,大学生700円,高校生300円
※団体は20名以上
※中学生以下, 心身に障害のある方とその付添者1名 0円
※本料金で,同時開催の「コレクション1」,「特集展示 ピカソの版画と陶芸」,「特集展示 塩見允枝子とフルクサス」もご覧いただけます。
ホームページ
http://www.nmao.go.jp別ウィンドウが開きます

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