文化庁月報
平成25年4月号(No.535)
お知らせ
国立劇場ニュース
平成25年 5月文楽
| 公演期間 | 2013年5月11日(土)〜2013年5月27日(月) |
|---|---|
| 開演時間 | 第一部 11時開演(終演予定3時) 第二部 4時開演(終演予定8時35分) |
| 劇場 | 国立劇場小劇場 |
| ジャンル | 文楽 |
| 演目・主な出演者 |
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第一部
熊谷桜の段/熊谷陣屋の段
熊谷直実の妻・相模が初陣に出た息子の小次郎を心配して陣屋にやって来ると,かつて夫婦が恩を受けた藤の局に出会いました。藤の局は直実に討たれた息子の平敦盛の仇を討つため,相模に助太刀を迫ります。陣屋に戻った直実は藤の局を制し,敦盛の最期を物語ります。藤の局が息子の形見の笛を吹くと,敦盛の姿が障子に映ります。が,それは緋縅の鎧でした。敦盛の首の検分にやってきた義経に,熊谷が差し出したのは小次郎の首。直実は敦盛を救いたい義経の心中を察して,わが子を身替りにしたのです。これを鎌倉へ注進しようとする梶原景高を,石屋の弥陀六が倒します。義経は,弥陀六が平家方の平宗清であることを見抜いていました。直実は宗清に敦盛を隠した鎧櫃を渡し,出家してゆくのでした。
生玉社前の段/天満屋の段/天神森の段
近松門左衛門生誕三六〇年を記念して,第一部では人気演目の『曾根崎心中』を上演いたします。
天満屋の遊女お初は将来を誓い合う徳兵衛に,暫く会えなかったことを責めます。そこを通りがかった九平次に,徳兵衛は貸した金の返済を求めますが,九平次は借りた覚えは無いと言い張り,挙句に徳兵衛を打ちのめすのでした。その夜,徳兵衛のことが心配なお初は,人目を忍んで天満屋の外に佇んでいた徳兵衛を打掛の裾に隠し,店の縁の下へ引き入れます。店で昼間の一件を言い散らす九平次に,お初が徳兵衛は面目を立てて死ぬつもりだと言うと,徳兵衛もお初の足首へ喉を当て,心中を誓いました。そして,星が輝く夜,二人で共に死ねることを喜びながら,寺の念仏の聞える中,天神の森の雫と消えたのでした。
第二部
能の『翁』を文楽に移した作品です。天下泰平・国土安穏を祈念し,祝賀に際して上演される縁起の良い演目です。浄瑠璃の厳粛かつ華やかな演奏と,颯爽とした千歳,荘厳な翁,躍動的な三番叟,それぞれの舞が耳と目を楽しませてくれます。
北新地河庄の段/天満紙屋内より
大和屋の段/道行名残りの橋づくし
第二部では近松門左衛門の屈指の名作といわれる『心中天網島』をご覧いただきます。
紙屋治兵衛は妻子のある身ながら,遊女・小春と心中を約束しています。茶屋の河庄に忍んできた治兵衛は,小春が侍客に死にたくないと話すのを聞いてしまいました。その侍客は治兵衛の兄・粉屋孫右衛門の扮装で,弟を思って小春を説得しに来たのです。小春は一通の手紙を受け取って,治兵衛との心中を思いとどまる決心をしていました。何も知らない治兵衛は小春を足蹴にして帰ってゆきます。自宅に戻った治兵衛は小春が心変わりしたことが口惜しくてなりません。女房のおさんは,小春が嫌っていた太兵衛に身請けされるという話を聞いて驚き,自分が小春に手紙を書いて二人の仲を思い切らせたことを伝えます。そして,おさんは小春が治兵衛との約束を守って,死ぬつもりではと心配し,金を作って小春を救おうとします。しかし,厳格な舅・五三衛門が事情を察し,おさんを実家へ連れ帰ってしまうのでした。心中する覚悟を決めた治兵衛と小春は大和屋で再会します。孫右衛門が治兵衛を案じて訪ねてきましたが,弟が帰ったことを知って,探しに行きます。治兵衛は物陰から兄の背中へ手を合わせました。幾つもの橋を渡り,網島の大長寺にたどり着いた二人。治兵衛は小春を手にかけ,自らも命を絶つのでした。

心中天網島

曽根崎心中
(注※1)本文中の「一谷嫩軍記」の「嫩」は正式には以下の字体で表します。
| 等級別料金 | 等級別料金 1等席 6,500円(学生4,600円) 2等席 5,200円(学生2,600円) 3等席 1,500円(学生1,100円) ※3等席は座席数7席のため,お一人様1ステージ1枚に限らせていただきます。文楽廻し(床)により舞台の一部が見えにくくなっておりますので,ご了承ください。 ※障害者の方は2割引です。 |
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| 電話 | 国立劇場チケットセンター(10時〜6時) 0570-07-9900 03-3230-3000[PHS・IP電話] |
| インターネット | http://ticket.ntj.jac.go.jp/ |
国立劇場
〒102-8656 東京都千代田区隼町4-1
- 交通
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有楽町線・半蔵門線・南北線の永田町駅4番出口より徒歩8分 - ホームページ
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