文化庁月報
平成25年9月号(No.540)
イベント案内
東京国立博物館
東洋館リニューアルオープン記念 特別展「上海博物館 中国絵画の至宝」
一級文物 煙江畳嶂図巻 王詵筆 北宋時代・11〜12世紀
上海博物館蔵
上海博物館からの贈り物
2013年1月2日に東洋館がリニューアルオープンしたのを記念して,特別展「上海博物館 中国絵画の至宝」を開催します。中国でも最大規模のコレクションを誇る上海博物館と東京国立博物館は,2003年に学術協定を結び,以来,研究員の交流や展覧会の協力など,交流を重ねてきました。2010年には,東京国立博物館の所蔵品を主とする,日本所蔵の中国絵画47件を集めた「千年丹青--日本・中国珍蔵唐宋元絵画精品展―」を上海博物館で開催し,中国国内で大きな反響を巻き起こしました。本展覧会は,その交換展として企画されたもので,全作品40件のうち,一級文物の数が18件という,破格の展覧会となります。

一級文物 青卞隠居図軸 王蒙筆 元時代・1366年
上海博物館蔵
展示期間10月29日(火)〜11月24日(日)

一級文物 漁荘秋霽図軸 倪瓚筆 元時代・1355年
上海博物館蔵
展示期間10月1日(火)〜10月27日(日)
日本人が見られなかった中国絵画
中国以外では,アジア一を誇る東京国立博物館の中国書画コレクションは,奈良時代以来,日本人が1500年にわたり中国と交流する中で徐々に形成されていったものです。しかし,東博のコレクションは,中国の中国絵画コレクションとは違った非常に独特のもので,たとえば,日本にしか残っていない中国人画家の作品があったり,日本の美意識で小さく切り詰められた作品などがあります。「千年丹青」展ではそれらが展示され,中国の方々にも大きな驚きと感動をもたらしました。日本に所蔵される中国絵画は,本場,中国の中国絵画史をより豊かにしてくれるものと言えます。一方,上海博物館には,日本には伝来しなかった,中国絵画の正統中の正統の作品が,所蔵されています。当館ではこれに先立つ今年5月に,特集陳列「江戸時代が見た中国絵画」を開催しましたが,今回の展覧会で展示されるのは,これら,千年にもわたる日本の歴史のうえでも,日本人が見られなかった中国絵画で,私たちの中国絵画の認識をより豊かなものにしてくれるに違いありません。
山陰道上図巻 呉彬筆 (部分) 明時代・1608年
上海博物館蔵
奇跡の中国絵画展
上海博物館がこれだけの中国絵画を海外で展示するのは初めてのことです。いずれも,上海博物館と言えばこれ!というような名品ばかり。日本には一件もない元末四大家の作品のうち,
(東洋室研究員 塚本麿充)
東京国立博物館
〒110-8712 東京都台東区上野公園13-9
※会期中,作品の展示替えがあります。
- お問い合わせ
- 03-5777-8600(ハローダイヤル)
- 交通
- JR上野駅公園口・鶯谷駅より徒歩10分,東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅,千代田線根津駅,京成電鉄京成上野駅より徒歩15分
- 開館時間
- 9:30〜17:00 ただし,会期中の金曜日は20:00まで開館(入場は閉館30分前まで)
- 休館日
- 毎週月曜日(ただし10月14日(月・祝),11月4日(月・休)は開館,10月15日(火),11月5日(火)は休館)
- 観覧料
- 一般600円(500円),大学生400円(300円),高校生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金です。
※障害者とその介護者各1名は無料です。入館の際に障害者手帳等をご提示ください。
※特別展「京都―洛中洛外図屏風と障壁画の美」(10月8日〜12月1日)は別途観覧料が必要です。 - ホームページ
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東京国立博物館ウェブサイト

