文化庁月報
平成25年10月号(No.541)
イベント案内
国立西洋美術館
システィーナ礼拝堂500年祭記念 ミケランジェロ展―天才の軌跡
日本におけるイタリア年にあたる2013年,国立西洋美術館は春のラファエロ展に続き,9月6日から11月17日まで「システィーナ礼拝堂500年祭記念 ミケランジェロ展―天才の軌跡」を開催します。
ミケランジェロ・ブオナローティ(1475-1564)は,ルネサンスの頂点を極めた,西洋美術における最も偉大な芸術家の1人です。本展覧会は,生前より「神のごとき」と称され,現在に至るまで深く崇敬を集めるこの芸術家の創造の軌跡とその波紋を,彼の子孫のコレクションを引き継ぐカーサ・ブオナローティ(フィレンツェ)の所蔵品60点によって紹介するものです。ミケランジェロの作品・資料に関しては世界一の質と量を誇る同館の全面的な協力を得たことで,フレスコ画や巨大な石彫といった持ち運び不可能な作品によって主に知られるこの芸術家の個展を,日本で開催することが可能となりました。
ミケランジェロ・ブオナローティ
《階段の聖母》
1490年頃 大理石 フィレンツェ,カーサ・ブオナローティ所蔵
(C)Associazione Culturale Metamorfosi and fondazione Casa Buonarroti
ミケランジェロ・ブオナローティ
《クレオパトラ》
1535年頃 黒石墨/紙
フィレンツェ,カーサ・ブオナローティ所蔵
(C)Associazione Culturale Metamorfosi and fondazione Casa Buonarroti
ミケランジェロはフィレンツェでメディチ家の
本展では,20点を超すミケランジェロの貴重な素描が一堂に会する点も見逃せません。彼は,ヴァチカン宮殿内のシスティーナ礼拝堂の天井と祭壇壁にフレスコ画を描く際,膨大な量の準備素描を残しました。そうした巨大な作品をこの芸術家はいかにして創造したのか,本展ではミケランジェロの創作の知られざるプロセスを垣間見せる興味深い素描群が展示されます。また同時に,《クレオパトラ》のような完成作としての素描作品も出品され,ミケランジェロの素描の多彩さを御覧いただけるでしょう。そのほか,これまであまり知られていない彼の手紙や自筆手稿類なども紹介し,この偉大な芸術家の制作における苦悩や人間的側面も併せてお楽しみいただきます。
(学芸課研究員 川瀬佑介)
国立西洋美術館
〒110-0007 東京都台東区上野公園7-7
- 問合せ
- 03-5777-8600(ハローダイヤル)
- 交通
- JR上野駅(公園口)徒歩1分,京成電鉄京成上野駅下車徒歩7分,東京メトロ銀座線,日比谷線上野駅下車徒歩8分
- 開館時間
- 9:30〜17:30,毎週金曜日及び11月2日(土)・11月3日(日)は上野公園での明かりと稔りのフェスティバル「創エネ・あかりパーク(R)2013」 開催にあわせ,〜20:00(入場は閉館30分前まで)
- 休館日
- 毎週月曜日(ただし,9月16日,9月23日,10月14日,11月4日は開館,翌火曜日休館)
- 観覧料
- 一般1,400円(1,200円), 大学生1,200円(1,000円), 高校生700円(600円)
※( )内は20名以上の団体料金。
※中学生以下は無料。
※心身に障害のある方とその付添者1名は無料(入館の際に障害者手帳を御提示ください。) - ホームページ
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