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文化庁月報
平成25年11月号(No.542)

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イベント案内

九州国立博物館
トピック展示 竈門(かまど)神社肇祀(ちょうし)1350年記念 山の神々―九州の霊峰と神祇信仰―

会期:平成25年10月22日(火)〜12月1日(日)
会場:九州国立博物館4階文化交流展示室関連第9室
太宰府天満宮宝物殿(2会場で開催します)
重要文化財 天忍穂耳命像(彦山三所権現御正体のうち)(英彦山神宮蔵)

重要文化財 天忍穂耳命(あめのおしほみみのみこと)像(彦山三所権現御正体のうち)(英彦山神宮蔵)

日本の山岳信仰と九州の霊山

 人類は古くから洋の東西を問わず,高く(そび)える山を聖なるものとして信仰してきました。山の多い日本列島においても,人々は古来,山の大きさやその秀麗な山容に尊崇の念を持ち,農耕に恵みをもたらす水分(みくまり)の神霊が宿る依代(よりしろ)として,あるいは厳しく人を寄せ付けない異界,また祖霊の行くところとして,山に特別の敬意をささげてきました。
 九州国立博物館が所在する九州には,(ほう)(まん)(ざん)()()(さん)()()()(さん)()(ふり)(さん)()()(さん)など,古い歴史を持つ霊山が数多くあります。九州が海外との窓口であったことから,早くから仏教も受容され,山々の神霊は神のみならず,仏の姿としても信仰され,この神仏習合から生まれた修験(しゅげん)(どう)の文化も現代に息づいています。

熊本県指定重要文化財 十一面観音菩薩立像(千光寺観音様氏子会蔵)

熊本県指定重要文化財 十一面観音菩薩(ぼさつ)立像(千光寺観音様氏子会蔵)

九州の霊峰と宝満山・英彦山

 太宰府市の北東にそびえる宝満山は,古来から信仰されてきた霊山です。宝満山の神((たま)(より)(ひめの)(みこと)(じん)(ぐう)(こう)(ごう)(おう)(じん)(てん)(のう))を(まつ)り,その山麓に鎮座する(かま)()神社(じんじゃ)は,(てん)()(てん)(のう)()(ざい)()を建設した際に,()(もん)(北東)に当たる宝満山で()()(よろずの)(かみ)を祭らせたのを始まりとすると伝えられています。
 この展覧会では,平成25(2013)年が,竈門(かまど)神社(じんじゃ)の始まりから1350年目に当たることを記念し,アジアと列島の山岳信仰の接点に位置する九州各地の霊山の信仰遺品を紹介します。
 九州国立博物館会場では,「九州の霊峰」と題して,神像や仏像,懸仏(かけぼとけ)など山の神仏の姿を表した彫刻や工芸品,山の姿を描いた絵図などを中心に九州各地の霊山の信仰遺品を展示します。
 太宰府天満宮宝物殿会場では,「宝満山と英彦山」と題して,宝満山と英彦山に伝わった歴史資料や民俗資料を展示し,近世にそれぞれ金剛界(こんごうかい)胎蔵界(たいぞうかい)として位置付けられ,修験道文化が栄えた北部九州を代表する二つの霊山の歴史と信仰を紹介します。
 本展が,アジアとの交流も背景としつつ,神道,仏教,民間信仰などが複雑に結び付きながら発展してきた山岳信仰の歴史を振り返り,現在と未来における山と人との関係のあり方を考える機会となれば幸いです。

(展示課 酒井芳司)

九州国立博物館

〒818-0118 福岡県太宰府市石坂4-7-2

交通
西鉄太宰府駅下車後,徒歩で約10分
開館時間
9:30〜17:00(入場は閉館の30分前まで)
休館日
月曜日(月曜日が祝日・振替休日の場合は翌日)
観覧料
一般420円(210円), 大学生130円(70円)
※( )内は団体料金(20名以上の場合)
※高校生以下・18歳未満及び満70歳以上の方は無料です。入館の際に年齢の分かるものを御提示ください。
※障害者等とその介護者1名は無料です。展示室入口にて,障害者手帳等を御提示ください。
※キャンパスメンバーズの方は無料で入場できます。入館の際に4階改札にて学生証,教職員証等を御提示ください。
※特別展開催中は,その半券でも御覧いただけます。
ホームページ
http://www.kyuhaku.jp別ウィンドウが開きます
問合せ
050-5542-8600(NTTハローダイヤル 8:00〜22:00)

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