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文化庁月報
平成25年11月号(No.542)
連載 「文化交流使の活動報告」
平成25年度「文化庁文化交流使(短期指名型)」指名書交付式
文化庁は,平成15年度から,芸術家,文化人等の文化に携わる人々を「文化交流使」に指名し,世界の人々の日本文化への理解の深化や,日本と海外の文化人のネットワークの形成・強化につながる活動を展開している。本年5月22日の海外派遣型文化交流使の指名に続き,9月4日,平成25年度の短期指名型文化交流使として6団体の指名を決定し,文部科学省情報ひろば「ラウンジ」で指名書交付式を行った。
報道発表資料は以下のとおり。
http://www.bunka.go.jp/ima/press_release/pdf/bunkakoryushi_130827.pdf
今回,新たに指名した短期指名型は,文化部芸術文化課及び文化財部伝統文化課の実施する国際芸術交流支援事業により海外で公演を行う芸術団体が,現地の学校等で実演会や演奏会等のアウトリーチ活動を行うもの。平成25年度は,小野雅楽会,株式会社わらび座,藝○座,山海塾,声明の会・千年の
初めに河村潤子文化庁次長から,「文化庁としてはグローバル社会の中で海外に日本の文化をしっかり伝え,それを通じて人々の交流が進むよう力を尽くしたい。皆さんの文化交流使としての活動が楽しみであり,充実したものになるよう祈る」旨の挨拶があり,続いて指名書が交付された後,出席者が活動内容や抱負について一言ずつ述べ,記念撮影を行った。
指名書を手にする各団体の代表と文化庁関係者
左から岡田氏,奥山氏,浦野氏,河村次長,作花審議官,小野氏,藤間氏,花光氏
各団体の活動概要は以下のとおり。
《小野雅楽会》
分野:伝統音楽(雅楽)
活動予定国:ロシア,ドイツ
活動予定時期:平成25年11月12・14・18日(3日間)
概要:「小野雅楽会ヨーロッパ公演」の期間中,モスクワ及びサンクトペテルブルク(ロシア),ベルリン(ドイツ)で音大生や音楽愛好家を対象に雅楽のワークショップを行う。
代表挨拶:「雅楽はシルクロードの音楽であり,また日本での長い歴史がある。公演とワークショップで,より深く理解してもらえるよう工夫したい。」
小野貴嗣氏
《株式会社わらび座》
分野:舞踊(民族舞踊)
活動予定国:ベトナム
活動予定時期:平成25年12月20・28日(2日間)
概要:「日越友好年記念わらび座「遠野物語」ベトナム公演(仮称)」の期間中,ハノイ及びホーチミンで学生や一般市民を対象に日本の民族舞踊・ソーラン節のワークショップを行う。
一言:「50年前にベトナムで披露したソーラン節が,当地の歌舞団で引き継がれている。再びソーラン節を通じて多くの人と触れ合うことで,日本とベトナムの文化発展の寄与に努める。」
浦野宣幸氏
《藝○座》
分野:伝統芸能(日本舞踊)
活動予定国:スペイン
活動予定時期:平成25年9月19・28日(2日間)
概要:「藝○座日本を踊る GEIMARUZA BAILANDO JAPÓN 〜日本舞踊 古典と現代〜 日本スペイン交流400周年記念スペイン公演(マドリード,バルセロナ,アンダルシア)」の期間中,マドリード及びマラガで若年層を対象に日本舞踊のワークショップ,デモンストレーションを行う。
一言:「日本舞踊のワークショップのために浴衣・扇子を約30セット持って行く。和服による動きの制限や,衣食住等から生まれた文化であることなどを体験を通じて理解してもらうことを目指す。」
藤間豊彦氏
《山海塾》
分野:舞踊(舞踏)
活動予定国:インド
活動予定時期:平成26年1月8〜13日のうち数日
概要:「山海塾インド公演」の期間中,ニューデリーで主に舞踊経験者を対象に舞踏のワークショップを行う。
一言:「インドで舞踊を学ぶ方,興味を持っている方を中心に,なるべく多くの方に関心を持ってもらえるよう,日本の現代舞台芸術の普及に少しでも役に立ちたい。」
奥山緑氏
《声明の会・千年の
分野:伝統芸能(宗教音楽)
活動予定国:アメリカ
活動予定時期:平成26年3月7日(1日間)
概要:「声明アメリカ公演」の期間中,ワシントンD.C.の芸術高校の生徒を対象に,仏教や声明についてのレクチャーやワークショップを行う。
一言:「声明を子供や学生に一緒に唱えてもらう。五線譜ではない楽譜,お坊さんの楽器,衣装やお香などを含め,日本の文化や日本の音楽の豊かさを伝えたい。」
花光潤子氏
《チェルフィッチュ》
分野:演劇(現代演劇)
活動予定国:ギリシア
活動予定時期:平成25年11月1・2日(2日間)
概要:「チェルフィッチュ2013 年秋ツアー」の期間中,アテネの高校の生徒を対象とする公演及びディスカッションと,一般を対象としたワークショップを行う。
一言:「現代演劇の公演やワークショップを通じ,現代日本のありようの一端などをやりとりできれば,と考えている。」
岡田利規氏
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