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文化庁月報
平成26年2月号(No.545)

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イベント案内

奈良国立博物館
特別陳列 「お水取り」

会期:平成26年2月8日(土)〜3月16日(日)
会場:奈良国立博物館 西新館

 奈良に春を呼ぶ行事とされる東大寺二月堂の「お水取り」は,正式には修二会(しゅにえ)といい,春を(こと)()ぐ仏教の法要です。夕刻に二月堂へ向かう(れん)(ぎょう)(しゅう)の足下を明々と照らす「お松明(たいまつ)」がよく知られていますが,その根幹をなすのは本尊・十一面観音菩薩(ぼさつ)に日頃の罪過を懺悔(ざんげ)して五穀豊(じょう)・除災招福を祈る,「悔過(けか)」という儀式です。
 「お水取り」は東大寺の(じっ)忠和(ちゅうか)(しょう)が天平勝宝四年(752)に創始したと伝えられます。それ以来「不退の行法」として,戦乱や火災などの幾度かの危機を乗り越えながら,様々な人々によって支えられ,1,262回の長い歴史を刻んできました。高名な「お水取り」の儀式は3月12日の深夜に行われますが,実際には2月20日から月末までの前行(別火),3月1日から14日(15日未明)までの本行を合わせ,約1か月間にわたり様々な儀礼が執り行われます。
 「お水取り」の行われる期間に合わせて行う本展覧会では,法会にかつて使用された法具や,儀式の有様を伝える文書,東大寺ゆかりの絵画・出土品などの展示品を通じて,あまり一般には知られていない「お水取り」の実相を紹介いたします。

紺紙(こんし)銀(ぎん)字(じ)華厳経(けごんきょう)〔二月堂(にがつどう)焼(やけ)経(きょう)〕 奈良時代(8世紀) 奈良国立博物館蔵

紺紙(こんし)(ぎん)()華厳経(けごんきょう)二月堂(にがつどう)(やけ)(きょう)〕 奈良時代(8世紀) 奈良国立博物館蔵

重要文化財 香水(こうずい)杓(しゃく) 鎌倉時代(上:建長7年(1255) 下:建長5年(1253)) 奈良・東大寺蔵

重要文化財 香水(こうずい)(しゃく)
鎌倉時代(上:建長7年(1255) 下:建長5年(1253))
奈良・東大寺蔵

二月堂(にがつどう)縁起(えんぎ) 上巻 部分 室町時代 天文14年(1545)奈良・東大寺蔵

二月堂(にがつどう)縁起(えんぎ) 上巻 部分
室町時代 天文14年(1545)
奈良・東大寺蔵

(学芸部情報サービス室長 吉澤 悟)

奈良国立博物館

〒630-8213 奈良市登大路町50番地

問合せ
050-5542-8600(NTTハローダイヤル)
交通
近鉄奈良駅下車。東へ徒歩約15分
JR奈良駅または近鉄奈良駅から市内循環バス(外回り)「氷室神社・国立博物館」下車すぐ
開館時間
9:30〜17:00
※入場は閉館30分前まで
※2月8日(土)〜14日(金)は午後8時30分まで,3月1日(土)〜11日(火)・13日(木)・14日(金)は午後6時まで,3月12日(水)は午後7時まで開館
休館日
2月17日(月),24日(月)
※2月10日(月),3月3日(月),10日(月)は月曜日ですが開館します。
観覧料
一般 500円(400円) 大学生250円(200円)
※( )内は責任者の引率する20名以上の団体料金です。
※高校生以下及び18歳未満の方,満70歳以上の方,障害者手帳をお持ちの方(介護者1名を含む)は無料です。
※2月22日(金)に御夫婦で観覧される方は,一般料金の半額になります。(毎月22日を[夫婦の日]としています)
※中学生以下の子供と一緒に観覧される方は,団体料金が適用になります。[子供といっしょ割引]
※この観覧料金で,同時開催の名品展(なら仏像館・青銅器館)も御覧になれます。
ホームページ
http://www.narahaku.go.jp/別ウィンドウが開きます

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