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文化庁月報
平成26年2月号(No.545)

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連載 「鑑 文化芸術へのいざない」

奈良文化財研究所飛鳥資料館
冬期企画展「飛鳥の考古学2013」

研究員 丹羽崇史

飛鳥の考古学の最新成果

 飛鳥資料館では,飛鳥地域に関する発掘調査や様々な研究の成果を紹介する冬期企画展「飛鳥の考古学」を,平成18年度から開催して参りました。今年度で8回目となります。
 2012年も飛鳥地域では,たくさんの新発見がありました。
 工房に関わる施設の可能性がある遺構が姿を現した(あま)(かしの)(おか)東麓(とうろく)遺跡(いせき)の発掘調査,石造物の位置と導水施設の構造が明らかとなった飛鳥(あすか)(きょう)(あと)(えん)()の発掘調査,「(つき)の樹の広場」にふさわしい石敷が検出された飛鳥寺西方遺跡の発掘調査など,注目を集めた最新の発掘調査成果を紹介いたします。

国営飛鳥歴史公園キトラ古墳周辺地区内遺跡の発掘調査成果

 また,今回は,特集として国営飛鳥歴史公園キトラ古墳周辺地区内遺跡の発掘調査成果を一堂に会します。
 この遺跡は公園整備に伴い,奈良文化財研究所・奈良県立橿原(かしはら)考古学研究所・明日香村教育委員会の3機関が継続的に調査を進めてきました。渡来系氏族の東漢(やまとのあや)氏の寺院である(ひの)隈寺(くまでら)を中心としたこの一帯は,近年の調査で渡来人との関連が想定される建物のほか,金属を加工した工房跡も発見され,目覚ましい成果を上げています。
 この冬は是非,飛鳥資料館へお越しください。

甘樫丘東麓遺跡の発掘調査(飛鳥藤原第171次)

甘樫丘東麓遺跡の発掘調査(飛鳥藤原第171次)

檜隈寺周辺の発掘調査(飛鳥藤原第176次)

檜隈寺周辺の発掘調査(飛鳥藤原第176次)

奈良文化財研究所飛鳥資料館

〒634-0102 奈良県高市郡明日香村奥山601

問合せ
0744-54-3561
交通
近鉄橿原神宮前駅,飛鳥駅から明日香周遊バス「かめバス」で飛鳥資料館下車
JR・近鉄桜井駅から石舞台行きバスで飛鳥資料館下車
開館時間
火曜日〜日曜日 9:00〜16:30(入場は閉館30分前まで)
休館日
毎週月曜日
観覧料
一般260円(170円), 大学生130円(60円), 高校生及び18才未満,65歳以上は無料
※( )内は20名以上の団体
ホームページ
http://www.nabunken.go.jp/asuka別ウィンドウが開きます
観覧資料
・国営飛鳥歴史公園キトラ古墳周辺地区内遺跡出土品(奈良文化財研究所・奈良県立橿原考古学研究所・明日香村教育委員会)
・甘樫丘東麓遺跡(飛鳥・藤原171次)出土品(奈良文化財研究所)
・飛鳥京跡苑池(第7次調査)出土品(奈良県立橿原考古学研究所)
・飛鳥寺西方遺跡出土品(明日香村教育委員会)

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