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文化庁月報
平成26年3月号(No.546)

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連載 「鑑 文化芸術へのいざない」

京都国立博物館 平成知新館(新展示館)
9月13日 グランドオープン

独立行政法人国立文化財機構 理事長 兼
京都国立博物館館長  佐々木丞平

平成知新館 外観 撮影:北嶋俊治

平成知新館 外観 撮影:北嶋俊治

 京都国立博物館は明治30(1897)年に創設されました。明治という時代は新しい息吹と活気に満ちた時代でした。しかしその新しい息吹の中では,廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)脱亜入欧(だつあにゅうおう)といった嵐も吹き荒れ,伝統的文化財にとっては受難の時代でもありました。一方,日本の伝統というものは絶やしてはならない,そのためにも文化財を守ろうという動きも活発化し,その象徴として帝国京都博物館が創設されました。以来116年,京都国立博物館では京文化の根幹を形成している様々な文化財を収集,保管してきました。昭和41(1966)年には収蔵品を常に鑑賞していただける新たな施設として平常展示館が建設されましたが,このたびの平成知新館はこの昭和41年に建てられた平常展示館をリニューアルしたものです。
 設計は世界的に著名な建築家谷口吉生先生で,この建て替えの計画がスタートしてから既に16年が経過しました。バブル崩壊後,長く続いた不況の中でこの建て替え計画も様々な困難に遭遇しましたが,関係者の皆様,各方面からの御支援御協力のもとに,平成20(2008)年度から本格的に予算処置がなされ,5年がかりで完成しました。1年の乾燥期間をおいて本年9月13日にいよいよグランドオープンをすることになります。
 シンプルで近代的なデザインの中に和風を思わせる雰囲気も随所に取り入れられたこの新しい展示館を,国内外に向かって京文化の神髄を発信していく拠点にしていかなくてはなりません。
 新館開館にあたり,そうした強い意志を持って臨んでいきたいと思いますので,皆様の御支援を心からお願い申し上げます。

平成知新館 展示室 撮影:北嶋俊治

平成知新館 展示室 撮影:北嶋俊治

平成知新館 外観 撮影:北嶋俊治

平成知新館 外観 撮影:北嶋俊治

京都国立博物館

〒605-0931 京都市東山区茶屋町527

問合せ
075-525-2473(テレホンサービス)
交通
JR・近鉄/京都駅下車,駅前市バスD2のりばから206・208号,D1のりばから100号系統にて博物館・三十三間堂前下車,徒歩すぐ
京阪電車/七条駅下車,東へ徒歩7分
ホームページ
http://www.kyohaku.go.jp/別ウィンドウが開きます

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