文化庁月報
平成23年7月号(No.514)
イベント案内
国立西洋美術館
大英博物館 古代ギリシャ展 究極の身体,完全なる美
会期:平成23年7月5日(火)〜9月25日(日)
会場:企画展示室
《円盤投げ(ディスコボロス)》
後2世紀(原作:前450-440年頃)
大理石 高さ169p
(C)The Trustees of the British Museum
《アフロディテ(ヴィーナス)像》
ローマ時代(原作:前4世紀)
大理石 高さ107p
(C)The Trustees of the British Museum
大英博物館 古代ギリシャ展
究極の身体,完全なる美
オリンピック,デモクラシー,哲学,演劇−古代ギリシャに起源をもつこれらの文化や制度を思い浮かべると,かつて地中海に栄えたギリシャ文明のもつ普遍的なパワーを感じることができるのではないでしょうか。今日,多くの人々に愛されている西洋美術も,その魅力の最も大きな源泉のひとつが,古代ギリシャ美術です。このギリシャ人が生み出した永遠の美の世界へ皆さまをご案内するため,ギリシャ美術を扱うものとしては日本で最大規模となる本展覧会が企画されました。
展示されるのは,大英博物館が世界に誇るギリシャ・ローマコレクションから選りすぐった彫像,レリーフ,壺絵など全135点の作品です。そのほぼすべてが人間の「身体」を表しています。神話や叙事詩を語り継いできたギリシャ人は,神の姿は人間と同じだと考えていました。したがって神を描くときも人間を描くときも,形のよりどころとなったのはどちらも同じ「身体」だったのです。
ただし,ギリシャ人が表現したのはただの身体ではありません。名誉とアレテ(卓越性)が重んじられた古代ギリシャでは,この二つを獲得する大前提は磨き上げられた美しい肉体だと考えられていました。その肉体こそ,ギリシャ人が形にしようとした「身体」だったのです。
本展では,古代ギリシャの身体美の世界をさまざまな観点から紹介します。まず,人間と共通する心と姿をもったギリシャ神話の神々を,次に,アスリートやヴィーナスの裸体像の名品とともに,時代によって変化する男性美と女性美の世界をご覧いただきます。そして,古代オリンピックの競技者たちが,発祥地オリンピアのジオラマとともに登場します。主役は,日本初公開となる《円盤投げ(ディスコボロス)》です。最後に,ギリシャ人たちの日常風景−誕生,結婚,死−を,壺絵や小像をとおしてみつめます。
はるかな時空をやすやすと飛び越える古代ギリシャの美を,皆さまも,目のあたりにしてみませんか。
(研究補佐員 飯塚 隆)
国立西洋美術館
〒110-0007 東京都台東区上野公園7-7
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- 開館時間
- 9:30〜17:30(金曜日は20:00まで開館)
- (入館は閉館の30分前まで)
- 休館日
- 毎週月曜日
- ※ただし,7月18日,8月15日,9月19日は開館,7月19日(火),9月20日(火)は休館。
- 観覧料
- 一般1,500円 大学生1,200円 高校生700円 中学生以下は無料。
- ※心身に障害のある方および付添者1名は無料(入館の際に障害者手帳をご提示ください)。
- ホームページ
- http://www.nmwa.go.jp/

- 展覧会公式サイト
- http://www.body2011.com/


