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文化庁月報
平成24年6月号(No.525)

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イベント案内

東京国立博物館
特集陳列「女性画家」

会期:2012年6月5日(火)〜7月29日(日)
会場:平成館企画展示室
エロスとサイケ ラグーザ玉筆 カンバス・油彩 明治時代・20世紀 展示期間:6月5日(火)〜7月29日(日)

エロスとサイケ ラグーザ玉筆 カンバス・油彩
明治時代・20世紀
展示期間:6月5日(火)〜7月29日(日)

東博所蔵の女性画家による作品を,一堂にご紹介します

 高名な画家の娘,または妻としてその影響を受けながら,あるいは自らの生きる道として絵筆を執った日本の女性画家たち。本特集陳列では,当館の所蔵品から近世近代に活躍した女性画家の作品を初めて一堂に展示し,狩野派絵師,文人画家,浮世絵師,洋画家と多様な彼女らの生涯とあわせて紹介いたします。

家族とともに歩む絵の道

 ラグーザ玉(1861-1939)。女性画家ときいて,はじめにこの人の名前が思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか。工部美術学校で洋画を学び,教師として来日中の彫刻家ヴィンツェンツォ・ラグーザと結婚。ともにイタリアへ渡り,本格的なヨーロッパ絵画を描きました。夫に支えられて自らの夢を開花させた玉の姿は,どこかロマンティックな物語として語られることも多いと思います。
 実は玉のように家族とともに絵の道を歩んだ女性画家は少なくありません。久隅守景の娘・清原(きよはら)(ゆき)(のぶ)(1643?-82?),池大雅の妻・(いけの)玉瀾(ぎょくらん)(1727/8-84),葛飾北斎の娘・葛飾(かつしか)応為(おうい)(生没年不詳),中林竹洞の娘・中林(なかばやし)清淑(せいしゅく)(1831-1912)など。女性画家たちの生き方に注目することで,これまでよく知られてきた男性画家たちの家族像もみえてくるようです。

春秋山水 野口小蘋筆 6曲1双のうち右隻 紙本着色 明治時代・20世紀 展示期間:6月5日(火)〜7月1日(日)

春秋山水 野口小蘋筆 6曲1双のうち右隻 紙本着色
明治時代・20世紀
展示期間:6月5日(火)〜7月1日(日)

女性の新しい活躍の場を開く

 また,野口(のぐち)小蘋(しょうひん)(1847-1917),奥原(おくはら)(せい)()(1837-1913),跡見(あとみ)花蹊(かけい)(1840-1926)ら近代の女性画家たちからは,女性の活躍の道を切り開こうと模索した,しなやかで力強い新時代の勢いを感じることができます。目指した画風,日常の生活など,そのスタイルはさまざまですが,彼女らの作品や活動について現代の私たちがよりよく知ることができるのは,女性についても多くの記録が残されるようになった近代ならではでしょう。

 以上のほか,本特集陳列では歌川芳玉,山崎龍女,稲垣つる女,江馬細香の作品も展示いたします。中日の7月2日をはさんで,ほぼ全ての作品が入れ替わりますのでご注意ください(詳しくは東京国立博物館ホームページをご参照ください)。また,5月15日〜6月24日には,本館18室で上村松園筆「焔」も展示されます。当館でご覧いただけますのは3年ぶりです。どうぞお楽しみに。

(平常展調整室研究員 瀬谷 愛)

東京国立博物館

〒110-8712 東京都台東区上野公園13-9

お問い合わせ
03-5777-8600(ハローダイヤル)
交通
JR上野駅公園口・鶯谷駅より徒歩10分
東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅,千代田線根津駅,京成電鉄京成上野駅より徒歩15分
開館時間
9:30〜17:00(入場は閉館30分前まで)
2012年3月から12月までの特別展開催期間中の毎週金曜日は20:00まで開館。
2012年3月20日(火・祝)から9月までの土曜,日曜,祝日,休日は18:00まで開館。
休館日
毎週月曜日(ただし月曜日が祝日または休日の場合は開館し,翌火曜日に休館)
2012年6月19日(火)は電気設備等保守点検のため,臨時休館。
2012年8月13日(月)は開館。
観覧料
一般 600円(500円), 大学生 400円(300円)
※(  )内は20名以上の団体料金です。
※特別展の場合は別料金となります。各特別展の案内ページをご参照ください。
※障害者とその介護者各1名は無料です。入館の際に障害者手帳等をご提示ください。
※高校生以下および満18歳未満,満70歳以上の方は,総合文化展について無料です。入館の際に年齢のわかるもの(生徒手帳,健康保険証,運転免許証など)をご提示ください。
ホームページ
東京国立博物館ホームページ
http://www.tnm.jp/別ウィンドウが開きます

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