重点戦略2:文化芸術を創造し,支える人材の充実及び子供や若者を対象とした文化芸術振興策の充実

 文化芸術を創造し,支える人材の育成・充実を図り,もって我が国文化芸術の永続的な継承・発展を図る。また,全ての子供や若者が,学校や地域において本物の文化芸術に触れ,豊かな感性や創造性,コミュニケーション能力を育む機会を充実することにより,次代の文化芸術の担い手や鑑賞者を育むとともに,心豊かな子供や若者の育成を図る。

【重点的に取り組むべき施策】

 新進芸術家の海外研修やその成果を還元する機会を充実したり,国内での研修機会を得られるようにしたりするほか,顕彰制度を拡充する等,若手をはじめとする芸術家等の育成に関する支援を充実する。また,将来の芸術家,鑑賞者や,伝承者にもつながる子供や若者の「創造力」と「想像力」を豊かにするため,子供の発達の段階に応じて,多彩な優れた芸術の鑑賞機会,伝統文化や文化財に親しむ機会を充実する。
 子供たちのコミュニケーション能力の育成に資する文化芸術に関する体験型ワークショップをはじめ,学校における芸術教育を充実する。
雇用の増大を図ることも念頭に置き,文化芸術活動や施設の運営を支える専門人材の育成・活用を充実する。
 指定管理者制度の趣旨が適切に生かされるよう,「劇場,音楽堂等の事業の活性化のための取組に関する指針」等に基づき,事業内容の充実,専門的人材の育成・確保,事業の継続性の重要性等,運用に関する留意事項を周知し,理解の促進を図る。
  無形文化財や民俗文化財,文化財を支える技術・技能の伝承者に対する支援を充実する。
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