文化財の防火防犯の徹底について
(平成5年5月6日 5保伝第20号)

 標記の件については,従来から特段の御努力をいただいているところであります。 すでに新聞報道等で御承知のとおり,去る4月24日夜から25日未明にかけ,京都市内の社寺4ヶ所において国宝や重要文化財等に指定されている建造物等が放火される事件が発生しました。この事件については,30日に過激派団体が犯行を認める声明を発表したところであります。
 ついては,平成4年6月3日付け4保伝第21号により文化財の防火防犯について通知しているところであり,その趣旨の徹底に努められるとともに,このような事態を未然に防止するため,地元警察との密接な連絡など適切な措置を講じられるよう一層の御配慮をお願いします。
 なお,このことについては,貴管下の文化財所有者等に対して周知徹底されるよう併せてお願いします。

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