メセナ活動実態調査

企業による芸術文化支援(メセナ活動)は,現在,芸術・文化を通じた社会創造として活動領域を広げ,地域にも浸透し,CSR(企業の社会的責任)の一環として積極的に取り組まれるようになっています。メセナがこれまでよりも広くとらえられ,社会課題の解決のための活動が拡がる中,多様な価値観のもと豊かな社会を築いていくために,企業による文化芸術支援はその重要性を増しています。

●メセナ活動実態調査回答企業実施率

メセナ活動実態調査回答企業実施率を示す表
年度 実施率(実施企業数/回答企業数)
平成25年度 75%(397社/530社)
平成26年度 79%(333社/420社)
平成27年度 87%(397社/455社)
平成28年度 87%(345社/398社)
平成29年度 89%(302社/340社)

●メセナ活動費総額

メセナ活動費総額を示す表
年度 活動費総額(金額回答企業数/1社平均活動費)
平成24年度 207億7,473万円(237社/8,766万円)
平成25年度 194億142万円(245社/7,919万円)
平成26年度 219億3,000万円(286社/7,668万円)
平成27年度 241億7,805万円(248社/9749万円)
平成28年度 205億6,478万円(203社/10,130万円)

●メセナ活動の基本方針の有無|10年前との比較

メセナ活動の基本方針の有無を示す表

〈資料〉公益社団法人企業メセナ協議会発行「Mécénat Report」

2017年度のメセナ活動実態調査報告

公益社団法⼈企業メセナ協議会

会⻑:⾼嶋達佳株式会社電通相談役
理事⻑:尾﨑元規花王株式会社前取締役会⻑

企業メセナ協議会は,企業による芸術⽂化⽀援(メセナ)活動の活性化を⽬的に1990年に設⽴された,⽇本で唯⼀のメセナ専⾨の中間⽀援機関です。調査研究,認定・顕彰,助成の3つの事業を中⼼に,企業メセナの社会的意義を発信し,芸術・⽂化の振興とこれを通した社会創造を推進し,コンサルティング,国際交流等多⾯的に事業を展開しています。

平成6年(1994)には特定公益増進法⼈に認定され,同協議会が認定した芸術⽂化団体の活動に対する寄付⾦に税制上の優遇措置が適⽤されることとなり,「助成認定制度」を運営しています。


<平成29年(2017)実績>

63件の芸術⽂化活動を認定し,412件総額7,661万円の寄付が同協議会を通じて⾏われました。

また,当制度を利⽤した2021 Arts Fund[2021芸術・⽂化による社会創造ファンド]により45件の芸術⽂化活動を採択し,555件2億5,682万円の寄付が⾏われました。

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