T.設置形態
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柔軟かつ効率的に行政サービスを提供する組織として,国の適切な財源措置に支えられつつ効率的かつ透明性をもって運営される独立行政法人の仕組みが最も適当である点から,独立行政法人国立美術館の内部組織(5番目の館)として整備する。
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U.展覧会事業
1.展覧会事業に係る一般的事項
(1)開館日及び開館時間
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開館日については,国民の美術鑑賞機会の充実,施設の効率的利用及び公募団体の展覧会開催機会の増加に資するため,できる限り多く開館する。
また,開館時間については,六本木という立地条件を活かすとともに,鑑賞機会の拡大による観覧者へのサービス向上等の観点から,閉館時間を遅く設定する。
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(2)展示室の利用区分と運用
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公募展示室は公募展に,公募・企画展示室は企画展の開催を優先する。
公募・企画展示室は,企画展の開催を予定していない時には公募展示室として利用する。
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(3)屋外展示場の運用
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屋外展示場は,公募展・企画展とも1階屋内展示室と繋がりをもたせた展示を想定している。
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(4)様々な素材を利用した展示への対応
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新しい芸術への発想を妨げないよう考慮しながら,施設管理面で最低限の規制を行うことを基本とする。
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2.公募展事業
(1)公募展事業の運営
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利用手続きを円滑に行うためには,利用料金をはじめ利用に関する諸条件をできる限り速やかに決定し,できるだけ早期に公募団体等に対して,明確な情報提供を行う。
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(2)公募展示室提供に関する基本方針
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@利用対象
国の設置する施設として,広く国民の美術創造活動に発表の場を提供していく観点から,その活動を全国的に展開し,少なくとも創作美術品の一般公募展を毎年定期的に開催しているものに優先的に提供する。
A対象分野
絵画,版画,デザイン,彫刻,工芸,書,写真(映像を含む)等を想定し,その他(新しいタイプの作品等)の分野については利用申請の内容から個々に判断する。
B提供の条件
(ア)利用面積
利用面積は1,000u を単位とする。
(イ)利用頻度
より多くの美術団体(組織)に作品発表の機会を提供する観点から,公募展示室の利用回数は,1利用者につき1年度当たり1回を原則とする。
(ウ)展覧内容の規制
展示作品の規格(大きさ・重さ)が施設の構造に合致することを前提とし,常識の範囲内(不快音や悪臭を発しない等)で管理上の規制を行うこととする。
(エ)その他
利用の条件については,できる限り詳細に利用規定等において定め,関係者に周知するものとする。
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(3)利用料金
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公募展示室等の施設利用料金は,公募団体が施設利用を判断する上で,重要な要素となることから,できるだけ早期に決定することとする。
料金の水準については,施設の維持管理経費等の運営面における収支も勘案する必要があるとともに,美術の振興と美術鑑賞機会の促進を図る観点から,適切な料金水準にする。
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(4)利用調整
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利用希望団体の意向を十分に反映させるとともに,搬入搬出に要する期間や作業期間にも配慮し,利用団体の公募展開催に支障が生じないよう取り扱うが,利用希望が同時期に重複した場合には,運用の透明性,公平性を確保するため,利用に対して調整を行う委員会等の組織を設置して,これに対応する。
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3.企画展事業
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当館が作品を所蔵しないこと等に鑑み,独立行政法人国立美術館を構成する他の4館と効率的,効果的な連携協力を図るとともに,新聞社等と共同して企画展を実施する。
また,専門家(大学教授,美術評論家,他館学芸員等)の参画や実行委員会方式を活用するなどして,数年に1度開催される「トリエンナーレ」のような大型の展覧会を企画していくことも検討する。
このほか,DOMANI展(文化庁芸術家在外研修の成果発表),メディア芸術祭など文化庁が主催する展覧会を積極的に行い,美術分野の人材育成に関わっていくことも重要な役割とする。
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V.情報の収集・提供事業
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国内外の展覧会に関する図録,記録等の資料の収集を世界的規模で網羅的に行い,収集した情報(図書・資料,展覧会情報等)は,図書閲覧室等を活用して積極的に提供する。
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W.教育普及事業
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企画展の開催に併せた講演会,研修会,公開講座,シンポジウム等を積極的に開催するとともに,公募団体が公募展開催時に実施する作品解説,講演会,研修会等の教育普及事業にも支援する。
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X.来館者サービス
1.快適な鑑賞環境の整備
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(1)チケット販売
公募展におけるチケット販売は,チケットブースを団体に割り当て,団体の責任において行うことを基本とし,企画展におけるチケット販売は,主催者(館と共催者等)の責任において行うこととする。
(2)来館者の手荷物への対応
来館者の手荷物はコインロッカーによる対応を基本とする。
(3)ボランティア
より開かれた館の活動を目指し,ボランティアを積極的に導入する。
ボランティアの募集は,美術に関心のある一般来館者はもちろん,美術や美術史を専門的に学ぶ学生等も対象とし,これによって,ボランティアを専門性の高い事業と連携させるだけでなく,将来,美術分野で活躍したいと考える若者の実習の場とすることも考慮する。
(4)託児サービス
将来的な課題として,乳幼児・子供の来館や託児に関する問題等について検討していく。
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2.レストラン,カフェ等飲食施設,ショップ
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レストラン,カフェ,コーヒーショップ(野外カフェテラス),ショップ等の営業時間については,開館時間を踏まえて設定することを原則とするが,来館者へのサービス向上の観点から柔軟な営業形態とする。
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3.駐車場の利用
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(1)来館者用
身障者用,団体バス用とすることを原則とし,一般来館者用駐車場は設けない。
(2)作品搬入搬出用等
地下駐車場は,作品搬入搬出用の車輌の利用を優先とし,展覧会関係者,郵便・宅配便・関係業者は屋外駐車場を利用することとする。
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Y.その他
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周辺施設及び環境に十分配慮し,緑地やオープンスペースの確保に努めるものとする。また,地域住民の利用する交通機関や道路との連絡を容易にするため,本施設内に歩行動線を整備し,住民にとって利便性の高い施設としての運用に努める。
周辺地域では,六本木ヒルズ(森美術館)がオープンし,さらに旧防衛庁跡地の再開発も行われ,「文化都心」としての新しい街づくりが推進されているところであり,本施設においてもこれら周辺地域(施設)と連携・協力し,新たな文化の育成・創造・発信を図る。
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