事業詳細

ユニバーサル・ミュージアムに対応した多様な博物館活動促進事業

実行委員会
北のミュージアム活性化実行委員会
中核館
北海道博物館

事業目的

本事業は、障がいのある利用者を含む多様な一般市民の「知りたい」「知らせたい」「使いたい」といった気持ちを活かした博物館活動のあり方を模索するための試みである。

こうした効果検証を踏まえて、本事業では、バリアフリーに対応した取組をさらに発展させるなかで、特に視覚障がいのある利用者の「知りたい」気持ちに応えられる博物館としてのあるべき姿を、視覚に障がいのある利用者による意見・視点を反映しながら、模索する機会を創出することを目的とする。そのために道内の視覚支援学校ならびに視覚に障がい者支援団体等と連携・協働しながら、視覚に障がいのある利用者を含む、多様な市民にとって利用しやすい博物館活動を目指すとともに、健常者に対しても「見る」以外の「触る」「聞く」などの体験・発見を通して新たな博物館の魅力を発信するためのモデルケースづくりを行い、広く北海道の魅力を知ってもらうための機会を創出する。

事業概要

上記目的を達成するために、美幌町ゆかりの動物写真家前川貴行氏に関する以下の事業を行う。前川氏の写真は、風景と動物が溶け合うような作風が魅力で、豊かな動物たちの表情にも惹きつけられる。動物の生きる姿をテーマに北海道内でも撮影に取り組み、雑誌、写真集、写真展等、多くのメディアで作品を発表している。

【事業①研修会】

「視覚障がいに対応した博物館づくりにむけて」:令和2年2月13日(木)に北海道博物館を会場として、視覚障がい者に対応した博物館サービスを考える研修会を実施した。

【事業②体験用教材の開発】

触って体験できる教材を開発し、試作過程で、10月5日(土)に札幌視覚支援学校で開催された「科学へジャンプin北海道」や、事業①の研修会において、視覚障がい者に利用・体験してもらった。

実施項目・実施体系

  • 障がい者支援団体等と連携した、バリアフリーな博物館活動の実践
    (1)博物館関係者向けのバリアフリーな博物館活動の実践に係る研修会の開催
  • 体験用教材の開発と体験型イベントの開催
    視覚支援学校におけるアウトリーチ活動の実施
  • 北海道の実情に即したバリアフリーな博物館活動のモデルケースづくり
    (1)モデルケースづくり

事業実績(PDF)

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