事業詳細

びほろ フォト & ネイチャー レガシー プロジェクト

実行委員会
美幌博物館活性化実行委員会
中核館
美幌博物館

事業目的

上記の課題とは別に、やはり芸術とは、過疎地域の住民にとって敷居が高く、とっつきにくい分野である。そこで本事業では、北海道東部地域で人気の高い自然科学と、関心の乏しい芸術教育を結びつけるため、自然写真を題材とした芸術教育を実施する。

講座では、美幌町内の学校の児童・生徒や近隣大学の学芸員養成課程を履修する大学生を対象に開催し、芸術家と直接触れ合う機会を設ける。また、地域の小学生を対象にスライド会を行う。さらに、写真展では、芸術家の作品紹介することで、その価値に気づいてもらう。また、写真展では、フォトコンテストで集めた作品も同時に展示することで、芸術がより身近なものであることを理解してもらう。これらの活動は、周知にも力を入れ、観光客を誘致し、美幌博物館の来館者増を図る。

以上の活動を通して、美幌町の芸術資源を見出し、過疎地域に暮らす将来を担う子供たちや青年たちの芸術教育のレベルの向上と醸成を目的とする。また、近年、美幌博物館に美術担当学芸員が配属されたことから、北海道東部の芸術教育の拠点を目指す。

事業概要

上記目的を達成するために、美幌町ゆかりの動物写真家前川貴行氏に関する以下の事業を行う。前川氏の写真は、風景と動物が溶け合うような作風が魅力で、豊かな動物たちの表情にも惹きつけられる。動物の生きる姿をテーマに北海道内でも撮影に取り組み、雑誌、写真集、写真展等、多くのメディアで作品を発表している。

【事業1 学校教育と連携した「写真」をテーマにしたアウトリーチ活動】

美幌高等学校および網走市にある東京農業大学の生徒・学生・一般を対象とした写真教室を実施する。特に大学との連携では、未来の学芸員を目指す学生を対象にする。また、地元小学校でのスライド会を実施する。

【事業2 フォトコンテスト】

「生き物」「風景」「人物」をテーマにしたフォトコンテストを開催する。コンテストへの参加年齢や国籍の制限はないが、美幌町内で撮影した写真に限り、広く多くの方から作品を募る。また、受賞作品については、副賞として美幌町の特産物等を用意し、作品の品評会を実施する。さらに、事業3で行う写真展で展示公開する。

【事業3 写真家 前川貴行の生き物バンザイ!】

 写真展では、前川氏が世界中で撮影した野生動物の生きる奇跡の瞬間に触れる。また、町内でも撮影に取り組んでいただき、美幌町の風景に溶け込む動物たちの姿について紹介する。

実施項目・実施体系

  • 博物館の情報発信,相互連携
  • 小・中・高等学校と連携した地域文化の担い手の育成
  • 大学等と連携した国内外で活躍する文化人材育成プログラムの開発
  • 社会人ほか多様な対象者のための学習講座の実施
  • 観光・まちづくり・国際交流・福祉・教育・産業等他分野との連携・融合による活動

事業実績(PDF)

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