寺社と共働した「地域のタカラ」発見・活用・発信事業
- 実行委員会
- 旧宮城郡地域文化財活用実行委員会
- 中核館
- 東北歴史博物館
事業目的
旧宮城郡地域に存在する貴重な文化財が、地域の人々に「地域のタカラ」として認識され、地域ぐるみで活用し、観光資源として発信していこうという気運を高めていく。そして、他の地域の人々に、当該地域の文化財の真の価値や歴史的背景の奥深さなどを理解してもらい、この地域の特色ある魅力として広く発信していく。
事業概要
旧宮城郡地域に存在する文化財の把握のため各地区で調査を行う。また、実行委員会を構成している各寺社は、各地域における文化財の拠点であり、その所蔵品のみならず、その地域や関係寺社に存在する他の文化財の情報が集まりやすい環境にあるため、寺社から地域の人々に働きかけ、その情報を共有し、寺社関係者と共に調査対象を広げて今まで知られていなかった新たな文化財の掘り起こしを行う。寺社関係者には、地域的または宗教的な知識・見識を有している人が多く、このような地域に存在する文化財の調査を共働して行うことは非常に有意義なものとなる。そして、壇信徒を含めた地域の人々へ訴求力のある寺社から情報発信を行い、当該地域に存在する文化財が地域の人々に「地域のタカラ」として認識され、地域の人々が自ら活用できるよう、講座等を開催するとともに、資料集を作成し、当該地域内外へ情報発信する。また、他の地域の人々が多く集まる観光拠点となっている所において、文化財の価値を伝え、地域の魅力を発信するため、学芸員とともに巡る寺社ツアーや街歩きを行う。
実施項目・実施体系
- 旧宮城郡地域に所在する文化財の把握
- (1)地域文化財に関する情報収集
- (2)地域文化財の把握のための調査
- 地域の文化財に関わる教育普及
- (1)「地域のタカラ」を知る講座の実施
- (2) 資料集の作成
- 地域の文化財を活用した地域の魅力発信
- (1)学芸員と巡る寺社ツアーの実施
- (2)学芸員と巡る街歩きの実施