「未来につなぐ奥松島のたから」再生活用事業
- 実行委員会
- 「未来につなぐ奥松島のたから」
再生活用実行委員会 - 中核館
- 奥松島縄文村歴史資料館
事業目的
本事業は、奥松島縄文村歴史資料館を地域の核として、東日本大震災によって被災した奥松島地域の文化財を再生し、地域のたからとして後世に伝えていくとともに、地域と連携しながら、地域自らが地域のたからを再認識し、震災からの復興及び地域の再生に資する活用を行うことを目的とする。また、縄文時代から継承されてきた本地域のたからを、国内のみならず訪日外国人も対象に、観光資源としての活用を図るための整備を行うものである。
事業概要
本事業は次の事業によって構成され、震災で被災した資料の活用として、修復した里浜貝塚出土資料の展示公開と図録作成に向けて写真撮影および資料調査を行った。文化財の継承事業としては、野蒜築港の活用に向けて世界遺産・三角港(熊本県)、日本遺産・三国港(福井県)の整備・活用事例を学び、これからを考える座談会と、明治末~大正初めの宮城県による松島の観光整備の一環として建てられた大高森薬師堂の価値と歴史的な背景を探る講演会を開催した。また、外国人観光客の動向を探りながら、宮戸島のガイドマップおよび震災からの復興を遂げた運河のパンフレットの多言語化整備を行った。
実施項目・実施体系
- 被災した文化財の活用
- (1)奥松島地域の考古・民俗資料の活用
- ①里浜貝塚等の修復、整理した資料の展示公開
- ②修復した資料等のパンフレット(図録)の作成
- (1)奥松島地域の考古・民俗資料の活用
- 地域との連携による文化財の継承と活用のための活動
- (1)近代土木遺産を中心とした野蒜のたから活用事業
- ①野蒜築港資料室資料の調査と整理
- ②関連する土木遺産(明治三大築港)の事例調査
- ③シンポジウム・見学会の開催
- ④アンケートの実施
- (2)宮戸のたから活用事業
- ①講演会の開催
- ②アンケートの実施
- (1)近代土木遺産を中心とした野蒜のたから活用事業
- 訪日外国人・外国人来館者に向けた環境整備・発信
- (1)環境整備の実施
- ①外国語版マップ・パンフレットの作成
- (2)訪日外国人への発信
- ①観光地、関係機関等への広報
- (1)環境整備の実施