事業詳細

みんなの博物館魅力発信事業

実行委員会
みんなの博物館魅力発信委員会
プロジェクト実行委員会
中核館
士別市立博物館

事業目的

博物館が地域資源の集積・活用の拠点とするには、「だれでも・どこでも」利用できる情報発信が不可欠である。本事業では、海外旅行客を含めて幅広い人たちに対して「だれでも」利用ができるように情報を発信し、その情報を「どこでも」利用できるように整備することが目的である。

事業概要

「だれでも」利用可能な情報発信としては地域資源を紹介する展示解説シートの多言語化を実施する。翻訳した内容はQRコードやHPでも発信し、利用者が自身のスマートフォン等で閲覧できるようにすることで海外旅行客の利用充実を図る。翻訳は英語を中心にその他4カ国語(中国語・台湾語・韓国語・ロシア語)について行う。さらにスマートフォンを持たない高齢者や子どもの利用充実を図るために、操作の容易な展示解説音声ペンを制作する。上記の解説シートを元に原稿を作成し、2カ国語(日本・英語)のナレーション音源を制作する。ナレーションについては、高校放送部や英語指導助手などの地域人材を活用する。他の博物館で多く導入されているような作り込まれた専用端末を使うのではなく、地域住民と協働して自作することで、博物館と地域住民との関わりを広げるとともに、随時最新の内容に更新できるようにする。地域資源を「どこでも」利用ができる取り組みとして、史跡や文化財、歴史的建造物、自然資源等の情報を発信する地域資源マップを作成する。広大な面積を誇る士別市には、地域住民にも十分に普及されていない地域資源が点在しており、それらの利用充実を図る。日本語版・英語版の2種を作成する。実施後には来館者を中心にアンケートをとるとともに、外国語使用者に対しては市販の自動翻訳機を活用して聞き取り調査を実施する。

実施項目・実施体系

  • 多言語による地域資源の発信
    • (1)多言語解説シートの作成
      • ①検討会議の開催
      • ②解説シートの作成
      • ③解説シートの翻訳(5カ国語)
      • ④解説シートの印刷
      • ⑤情報発信(QRコードの作成・公式HPへの掲載)
      • ⑥成果検証
    • (2)地域資源マップの作成
      • ①マップの作成
      • ②マップの印刷
  • 地域住民と協働した展示解説音声ペンの開発
    • (1)地域住民と協働した音源の作成
      • ①事前研修
      • ②解説音声の録音(日本語・英語)
      • ③音源資料の収集・調査
    • (2)音声ペンの開発
      • ①音源の編集
      • ②ペン制作・展示導入

事業実績(PDF)

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