事業詳細

縄文王国山梨・縄文の魅力拡散プロジェクト

実行委員会
縄文王国山梨実行委員会
中核館
山梨県立考古博物館

事業目的

課題分析に従って、本事業の目的は4つをあげることができる。すなわち、①縄文を「知らない、興味がない」人たちはもちろん、「少しわかってきた」人たちへも届く魅力の発信を行うこと、②実際に「触れる」「作る」ことにより、縄文をより身近に感じられる機会を作ること、③史跡・重要文化財などを含めた縄文時代資料を効果的に活用・発信するべく、引き続き中核となる博物館をめぐる動機付けを行うこと、④これらの活動等を通じて縄文文化の魅力をPRし続けることの4点である。

これらを通じて、最終的に地域と共働した博物館として有効活用されるような姿を目指した、情報発信や活動が本事業の目的となる。

事業概要

本事業は、次の事業によって構成され、縄文王国実行委員会構成館の相互連携によって実現を図るものである。

  • 学校・公民館と連携した地域文化の担い手の育成事業
      • ○ Jomon FES 2020 -山梨縄文まつり-
        目的①に沿って、だれでも参加可能なお祭りを開催する。平成28年度から4回実施し、一定の成果をあげ、定着してきた。山梨県外からの来場者も増えていることから、山梨県の中心駅となる甲府駅北口広場という会場の立地を活かし、県内外からの来場者への、博物館活動の域を超えない範囲で縄文文化に関心を寄せるアーティストなどとのコラボレーションや参加しやすいワークショップ等を通じて、縄文に親しんでもらう。これらを通じて、縄文を多くの人たちに知ってもらう機会にするとともに、「縄文ブーム」のさらなる継続を目指す。
      • ○ 体験用ツール開発
        目的②に沿って、①や縄文王国山梨各構成館でのイベントで共有できる体験用ツールを開発する。利用することにより、縄文文化に触れる機会を提供する。
      • ○ 縄文王国山梨スタンプラリー
        目的③に沿って、平成31年度(令和元)に実施したスタンプラリーを継続する。縄文王国山梨構成館を回ることで、より縄文への理解を深め、単一の遺跡や遺物だけでなく地域全体を捉えるため、博物館をめぐる動機付けおよび導線作りを主目的とする。
        なお、「Jomon FES」は、新型コロナウイルスの影響によりこれまでのような開催は不可能となったことから計画を見直し、オンラインによるライブ配信で実施したが、「体験用ツール開発」については、感染防止の観点から不特定多数の方が触れるツールの開発は現状では難しく、実施しなかった。

実施項目・実施体系

  • 知らない、興味がない人達へも届く魅力の発信を行うこと
    • (1)オンラインによる縄文まつりの開催
      • ①「Jomon FES online -じょーもんスローライフすごろく-」
  • 博物館来館への動機付け
    • (1)スタンプラリー
      • ①縄文王国スタンプラリー

事業実績(PDF)

一覧へ戻る