事業詳細

ミュージアムを中心とした地域の多文化共生推進プロジェクト

実行委員会
たまろくミュージアム多文化共生推進実行委員会
中核館
多摩六都科学館

事業目的

国内および多摩北部地域の現況をふまえ、本事業を通じ、博物館を中心とした多文化共生社会の推進体制の整備となるべく、以下の3つを事業の目的とする。

  • 我が国の博物館における外国人居住者に対する役割の明確化(国内の博物館と多文化共生の基本的な考え方 等)
  • 多摩北部における関係組織等との連携・協働(地方自治体、設置者、NPO、大学、有識者等との連携・協働 等)
  • 博物館における多文化共生推進モデルの構築(在住外国人向けの広報のあり方、プログラムの開発・実践・検証 等)

※平成31年については、ICOM京都2019の開催という機会を有効に活用し、多摩北部と世界中の博物館関係者が多文化共生をテーマとした取組について情報交換や相互協力の機会を創出する。

事業概要

  • 博物館等における多文化共生の取り組み実態調査
    • (1)国内の博物館における在住外国人を対象とした取り組みアンケート調査
    • (2)国内の博物館その他の多文化共生の先進事例ヒアリング調査
      • ①北九州市いのちのたび博物館(やさしい日本語を用いた解説パネルの導入)
      • ②豊橋市中央図書館(外国をルーツに持つ家族のコミュニティへのアウトリーチ)
      • ③一般社団法人kuriya(外国人の若者に対する支援、人材育成事業)
      • ④アーツ前橋(表現の森)
  • 科学館の多文化共生および多言語化のサービス向上
    • (1)多摩六都科学館WEBへのやさしい日本語ページの実装
    • (2)やさしい日本語スタッフ研修
    • (3)中国語・ハングル語のパンフレット制作
    • (4)地域在住外国人向けの広報手法の検討会
  • 在住外国人向けの特別プログラムの開発・実践・評価
  • ICOM京都2019、都市博物館国際委員会(CAMOC)との共催事業の実施
    • (1)ICOM京都2019大会後の特別プログラムとして、東京都下の市民生活の姿と都市博物館の役割を世界の博物館関係者が視察・体験するツアーの実施(武蔵野エリアを中心とした新たな東京の魅力の発掘と外国人への情報発信)
    • (2)世界の博物館スタッフと科学館スタッフによる多摩北部地域の多文化共生の在り方の検討および意見交換

実施項目・実施体系

  • (1)地域文化の発信の核となる博物館
    • 博物館の情報発信、相互連携
    • 地域のグローバル化拠点としての博物館
  • (2)あらゆる者が参加できるプログラム及び学校教育や地域の文化施設等との連携によるアウトリーチ活動
    • 社会人ほか多様な対象者のための学習講座の実施
  • (3)新たな機能を創造する博物館
    • 観光・まちづくり・国際交流・福祉・教育・産業等他分野との連携・融合による活動

事業実績(PDF)

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