縄文王国山梨・縄文の魅力拡散プロジェクト
- 実行委員会
- 縄文王国山梨実行委員会
- 中核館
- 山梨県立考古博物館
事業目的
課題分析に従って、本事業の目的は3つをあげることができる。すなわち、①知らない、興味がない人達へも届く魅力の発信を行うこと、②史跡・重要文化財などを含めた文化財を効果的に活用・発信するべく、その中核となる博物館をめぐる動機付けを行うこと、③これらの活動等を通じて縄文文化の魅力をPRし続けることの3点である。
①については、難しいイメージがどうしても付きがちな縄文の敷居をなるべく低くし、より身近に感じられるような形で提案する。また、興味がない人達にとっても日常的な行動の範囲で目に触れうる形で展開する博物館のアウトリーチを計画することから、これまで縄文に接する機会が少なかった人達へ縄文の魅力を広くアピールする。
②については、日本遺産の各事業とのバランスや担当職員の負担を考慮しながら、効果の上げられるスタンプラリーを実施する。スタンプラリーを通じて情報発信や活用の拠点である博物館を、定期的に周遊する動機付けや導線作りを行う。その発信内容に触れた上で、誰もが地元の文化財に触れ、その魅力を共有し、地域づくりなど地域の様々な課題を解決に役立てられるよう、情報発信や活用を強化する。
①~②を通じて、③山梨県の縄文を広くPRし続けることを達成し、最終的に地域の様々な課題解決の材料として有効活用されるような有機的な流れの構築を大目的とした、情報発信や活動が本事業の目的となる。
事業概要
本事業は、次の事業によって構成され、縄文王国構成館の相互連携によって実現を図るものである。
- Jomon FES 2019 -山梨縄文まつり-
目的①に沿って、だれでも参加可能なお祭りを開催する。平成28年度から3回実施し、一定の成果をあげ、定着してきた。引き続き、山梨県の中心駅となる甲府駅利用者が必然的に通過する甲府駅北口広場を貸し切り、能動的な形でも参加可能した上で、博物館活動の域を超えない範囲で縄文文化に関心を寄せるアーティストなどとのコラボレーションを行うこと、参加しやすいワークショップ等を通じて、縄文のもつ敷居の高さを緩和する。これらを通じて、これまで縄文文化に関心の薄い層へ魅力をアピールし、まずは縄文を知ってもらう機会とする。
- 縄文王国スタンプラリー
目的②に沿って設定する。活用や情報発信の中核を担うのが博物館であることは間違いない。この博物館へ人をひきつける仕掛けとしてスタンプラリーを企画する。縄文王国構成館を回ることで、より縄文へ理解を深め、単一の遺跡や遺物だけでなく地域全体をストーリーとして捉える必要がある。そのため、こうした博物館をめぐる動機付けおよび導線作りを主目的とする。
実施項目・実施体系
- 知らない、興味がない人達へも届く魅力の発信を行うこと
- (1)甲府駅北口広場での縄文まつり
- ①「Jomon FES 2019 -山梨縄文まつり-」
- (1)甲府駅北口広場での縄文まつり
- 博物館来館への動機付け
- (2)スタンプラリー
- ①縄文王国スタンプラリー
- (2)スタンプラリー