茅野市文化芸術推進事業
- 実行委員会
- 茅野市文化芸術推進事業実行委員会
- 中核館
- 茅野市美術館
事業目的
茅野市内には、考古、自然・人文、古文書、美術といった異なる館種のミュージアムが複数館あり、運営方法は、茅野市の直営、指定管理者による運営、大学の付属館、企業運営など様々である。一方、茅野市は公民協働の「パートナーシップのまちづくり」が進められていることもあり、「市民」がボランティアやサポーターとして活動する館も多くある。
本事業は、これまで、単独での活動や利用の促進を行なう傾向にあった各館が中核館を起点としながら、さらに観光関係団体や教育施設と連携し、地域の文化資源を有するミュージアムの魅力や役割を地域住民を中心に発信し、新たな利用の促進を行ない、地域との共働による人材育成を目指す。さらに、この人材育成事業により、ミュージアムが地域の文化の拠点として活性化し、ミュージアムが有する多面的な可能性を活かした事業を行なうこと、そして、地域住民がミュージアムと地域の共働のもと、多様な文化資源を活かしながら、様々な事柄を内外に発信できるような環境を目指すものである。
事業概要
本事業は、①「ちのミュージアム・ピクニック」、②「ちのを編む みんなのサロン」、③「アート×コミュニケーション茅野#5 みんなでつくるアートプロジェクト」、④「茅野市美術館を一緒にサポートしませんか+8」によって構成される。
各活動の内容は、①各館と観光スポットで地域の文化資源を学ぶ、②様々な視点(美術館・歴史博物館、地域の文化資源、小・中・高等学校の連携、観光、まちづくり、産業など)により学び・地域の事例を知り・活動につなげる、③アートを通じて地域をみつめ発信する活動の実践、④美術館での市民ボランティアの活動の掘り下げ、である。
これらの関係は「①の新規利用者を促進する流れ」「②様々な視点で学び、地域の活動につながる流れ」「③と④の地域のコミュニティの中で活動する人材の育成の流れ」を想定している。
実施項目・実施体系
- (1)地域文化の発信の核となる美術館・歴史博物館
- 美術館・歴史博物館の情報発信、相互連携
- (2)あらゆる者が参加できるプログラム及び学校教育や地域の文化施設等との連携によるアウトリーチ活動
- 小・中・高等学校と連携した地域文化の担い手の育成
- 大学等と連携した国内外で活躍する文化人材育成プログラムの開発
- 社会人ほか多様な対象者のための学習講座の実施
- (3)新たな機能を創造する美術館・歴史博物館
- 観光・まちづくり・国際交流・福祉・教育・産業等他分野との連携・融合による活動