事業詳細

黒耀石のふるさと創生事業

実行委員会
「黒耀石のふるさと創生事業」実行委員会
中核館
黒耀石展示・体験館

事業目的

本事業の目的は、財政状況が困窮する小規模自治体において、非営利の社会的組織である博物館が存続していくため、存在基盤となる地域住民との関係を見直すことにある。

具体的には、地域住民が博物館活動の主体者であるという意識形成を促進・拡大するために、博物館活動を農商工観光に係る事業の中に有機的に位置付けていくことで地域住民の自主性や自発性に基づく博物館との関係づくりを促進し、地域振興において目標を共有できる団体間の人的交流及び組織的な連携を強化することによって地域全体の活性化を共に担うことである。

事業概要

本事業は、「黒耀石のふるさと祭り」事業、地域歴史遺産継承人材育成事業から構成される。

「黒耀石のふるさと祭り」事業は、国史跡『星糞峠黒曜石原産地遺跡』を背景とし、考古学的な多くのワークショップを中心とした異業種・多世代交流のイベントである。事業内容のコンセプトは、今日に繋がる先史時代の生活技術を楽しみながら体験してもらい、その歴史を継承する当地域の魅力を多角的に再認識してもらうため、農商工観光に携わる人々の運営への参画により地域の自然環境を活かした地元特産品の販売等も行う。このことによって、多様な人々を対象として地域ならではの歴史遺産を介した新たな地域振興の手法を共に考え、また地域振興を担う人々のネットワーク形成及びその強化を図ることが本事業の特色である。

地域歴史遺産継承人材育成事業では上記事業を継承していく次世代の担い手を育成するために、当町が有する黒耀石文化に関する基礎的な理解を深めることを目的としたオブシディアン学習を実施する。

実施項目・実施体系

  • (1)地域文化の発信の核となる美術館・歴史博物館
    • 美術館・歴史博物館の情報発信、相互連携
    • 地域に存する文化財を活用した地域共働の創造活動や地域の魅力の発掘・発信
  • (2)あらゆる者が参加できるプログラム及び学校教育や地域の文化施設等との連携によるアウトリーチ活動
    • 小・中・高等学校と連携した地域文化の担い手の育成
  • (3)新たな機能を創造する美術館・歴史博物館
    • 観光・まちづくり・国際交流・福祉・教育・産業等他分野との連携・融合による活動

事業実績(PDF)

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