事業詳細

関西圏大学ミュージアム連携活性化事業
ようこそ大学ミュージアムへ ―つなぐ・つなげる・つながる―

実行委員会
かんさい・大学ミュージアム連携実行委員会
中核館
関西大学博物館

事業目的

本事業の目的は、関西圏内に在る「大学」が設置する博物館や美術館等のミュージアム(以下、大学ミュージアム)を地域の核として、個々の大学が保有する人的資源や所蔵資料を有効活用して、地域に根ざした文化遺産を検証し、それぞれの存在価値や可能性を広く地域や組織に広めることである。

その目的を推進するために、関西大学博物館が中核館となり、17の大学ミュージアムと連携してネットワークを組み、定期的に意見交換会を開催し、構成員の研修・研鑚の場を設けるなど相互に活性化しながら、文化遺産の理解とその継承に向けた事業に取り組んでいる。

事業概要

本事業では「つなぐ・つなげる・つながる」をキャッチコピーに、大学ミュージアム各々が保有する人的資源や所蔵資料を有効に活用して、学生や地域住民を巻き込んだ積極的かつ能動的な事業を以下のとおり展開した。1(1)①では、3回の実行委員会を開催し連携館相互の交流と研修を行った。1(1)②ではICOM京都大会でブース出展を果たし、新たに作成した多言語パンフレットを配布した。1(1)③では大阪歴史博物館の協力により本ネットワークが抱える課題が明確となった。1(1)④では所蔵資料を使った大阪と東京での連携講座を実施した。2(1)では、統一テーマ「衣と生活 Kimono and Life」を掲げ、9館による連携展示(主に自己資金)と2か所での公開シンポジウム、ワークショップ4回、講演会、体験講座を各1回ずつ同時多発的に実施した。2(2)では2つの大学をバスで周り、大学建築の魅力を発信した。大学ミュージアムが持つ課題解決のために、連携して多様な事業を実験的に実施した。

実施項目・実施体系

  • 大学ミュージアム活用のための各種行事
    • (1)啓発事業
      • ①実行委員会の開催(3回)
      • ②ICOM京都大会に向けた外国語での啓発事業とスタンプラリーの実施
      • ③公開シンポジウム「博学連携事業の展望と課題―多様な所蔵資料とその可能性について―」
      • ④連携講座「大学ミュージアムって楽しい」
  • 関西における文化遺産の検証
    • (1)伝統文化の発掘と活用~衣と生活 Kimono and Life~
      • ①連携展示「衣と生活 Kimono and Life」
      • ②公開シンポジウム「きもの意匠の近代化」
      • ③地域間交流のためのワークショップ―」
      • ④繊維の町・大阪プロジェクト
      • ⑤上方伝統文化体験講座「きものと上方音楽」
    • 上方伝統文化体験講座「きものと上方音楽」
      • ①時間軸と大学建築

事業実績(PDF)

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