北大阪ミュージアム地域連携推進事業
- 実行委員会
- 北大阪ミュージアム・ネットワーク
- 中核館
- 吹田市立博物館
事業目的
本事業の主とする目的は、大阪万博の回顧と歴史的検証を開催地地元の北大阪から行うことである。スポーツと文化の祭典であるオリンピックが2020年に東京で開催される。前回1964年に行われた東京オリンピックに対し、大阪では5年後の1970年に同じく国家的プロジェクトである日本万国博覧会が開催された。2020年はこの日本万国博覧会から50年を迎える節目の年であり、さらには2025年に再び大阪での万国博覧会開催が決定した。
北大阪のさまざまな地域文化資源やその中でも、とりわけ大阪万博に関連する情報を新たに発掘、整備、公開し、その魅力を発信し、万博経験者だけでなく未体験である若い世代にも万博情報を広く発信することで、その認識と理解を高め、その価値を深めていく。
また、吹田市立博物館を中核とする北大阪ミュージアム・ネットワークの各館がネットワークのさらなる充実と連携の強化をはかり、地域の市民団体、博物館ボランティア、大学生、ネットワーク館が所在する沿線の電鉄会社等と共働しながら北大阪の多様なミュージアムを広く周知し、地域の文化拠点としての地域ミュージアムの役割を示す。
事業概要
北大阪ミュージアム・ネットワークの各館が大阪万博の開催跡地である千里の万博記念公園内の国立民族学博物館にて一同に会し、アウトリーチ活動としてのミュージアムメッセや日本万国博覧会遺産ツアー、博覧会をテーマとするシンポジウムを実施した。
ミュージアムメッセは2つの事業から構成し、第1の展示ブースでは各ミュージアムと市民団体、博物館ボランティア、大学生、電鉄会社などが博物館活動や地域文化資源の魅力、観光情報を紹介するパネルやポスターを掲示し、映像等を放映、チラシ・案内リーフレット・出版物を配布するほか、各館独自の特徴的な資料、地域の観光PRグッズ等を展示するほか、博物館の業務の一端がわかる体験型ワークショップを開催した。さらには各館が所蔵する大阪万博関連の資料、映像を持ち込み合同エキシビションを行い、来場者からも大阪万博に関する資料、写真、当時の情報提供を受け、情報を相互から発信して、さらなる集積をはかった。第2はステージにおいてミュージアムの専門分野に関わる民族芸能や地域の民俗芸能を上演する文化芸術イベントを開催した。
日本万国博覧会遺産ツアーは大阪万博の理解を深めるため万博記念公園内に残る太陽の塔、EXPO'70パビリオンなどをレクチャーと現地解説付きでめぐった。
シンポジウムは大阪万博をテーマにネットワーク構成館員を中心として大阪万博までの博覧会の歴史と展開について議論、検証した。
実施項目・実施体系
- 北大阪ミュージアムメッセの開催
- (1)展示ブース
- ①ミュージアム、地域文化資源パネルの展示
- ②ネットワーク紹介リーフレットの配付
- ③ミュージアム資料展示
- ④ワークショップ
- ⑤万博資料の合同エキシビション
- ⑥合同エキシビションのパンフレット配布
- (2)文化芸術イベント
- ①民俗芸能の上演
- ②民族芸能の上演
- (3)参加者への広報
- ①ポスター・チラシの作成
- ②看板の作成
- (1)展示ブース
- 北大阪ミュージアム・ネットワーク日本万国博覧会遺産ツアー
- (1)日本万国博覧会遺産ツアー
- ①遺産ツアー
- (2)参加者への広報
- ①チラシの作成
- (1)日本万国博覧会遺産ツアー
- 北大阪ミュージアム・ネットワークシンポジウム
- (1)大阪万博シンポジウム
- ①シンポジウム
- (2)参加者への広報
- ①チラシの作成
- (1)大阪万博シンポジウム