ミュージアムと地域を活性化させる魅力発信事業
- 実行委員会
- ミュージアム活性化実行委員会
- 中核館
- 大阪歴史博物館
事業目的
本事業の目的は、ミュージアムと地域を活性化させることであり、これをいくつかの方策に分けて取り組んでいく。第1は、ミュージアムと地域を活性化させる方策を多角的に検討することである。第2は、大阪市が掲げる<都市のコアとしてのミュージアム>を実現するため、ミュージアムが相互に連携し、また地域の個人・団体と連携して事業を実施していく。その際、大阪市というコンパクトなエリアに各館が集積している点や、約70名に上る学芸員を擁している強みを十分に活かしていく。第3は、国際化に関するもので、情報の海外発信や外国人対応に取り組む。これまで行ってきた多言語化を引き続き進めていくとともに、 ICOM京都大会に積極的に参画し、国際情報発信を行う。第4は、誰もが利用しやすいミュージアムへの取り組みである。ICT(情報通信技術)を活用して、展示や普及事業等にかかるユニバーサルデザイン化を推進していく。第5は、地域の魅力再発見・再活用・再発信である。歴史・文化の豊かな大阪という地域を「再発見」して、新たな魅力を創出し、国内外に発信する。
事業概要
- ①ミュージアムと地域を活性化させる企画立案ミュージアムと地域が置かれている状況について、課題を抽出しその解決策を立案する。
- ②つながり・ひろがるミュージアムと地域ミュージアム相互が連携し、また地域の団体等と連携して、講座などの教育普及事業を実施して地域住民とつながりを持ち、また情報冊子やホームページによって広く地域に情報を発信して、ミュージアムと地域のつながりを構築する。
- ③国際化拠点としてのミュージアム海外旅行者や外国人住民等に対して、より利用しやすいミュージアムづくりを目指し、多言語対応などを進める。また、 ICOM 京都大会にブース出展するなどして国際的な発信を行う。
- ④誰もが利用しやすいミュージアム障がいのある方を含め、誰もが障壁なく利用できる展示・教育普及事業・情報発信などに取り組む。その解決手段としてICT(情報通信技術)を援用して展示解説内容を伝えたり、発話のテキスト化を行う。
- ⑤地域の魅力再発見・再活用・再発信これまで未知の資料等を大阪や他地域の人々・組織等と連携しながら堀り起して発信する。
実施項目・実施体系
- (1)地域文化の発信の核となる美術館・歴史博物館
- 美術館・歴史博物館の情報発信、相互連携
- 地域のグローバル化拠点としての美術館・歴史博物館
- 地域に存する文化財を活用した地域共働の創造活動や地域の魅力の発掘・発信
- (2)あらゆる者が参加できるプログラム及び学校教育や地域の文化施設等との連携によるアウトリーチ活動
- 小・中・高等学校と連携した地域文化の担い手の育成
- 社会人ほか多様な対象者のための学習講座の実施
- 障がい者の芸術活動支援・鑑賞活動支援等の事業
- (3)新たな機能を創造する美術館・歴史博物館
- 観光・まちづくり・国際交流・福祉・教育・産業等他分野との連携・融合による活動