事業詳細

神戸の文化資源の活用と人材育成

実行委員会
神戸の文化発信実行委員会
中核館
神戸市立博物館

事業目的

神戸にまつわる美術や歴史を多角的かつに多面的に観察し、興味を持ってもらえるような取り組みを実施する。そのために多種多様な神戸の文化資源について、フィールドワークや体験活動を通じて興味を持ってもらい、多くの人に発信していく取り組みを行う。文化資源の選択に関しては、時代やジャンルにとらわれることなく神戸とその周辺地域を含め、これまでクローズアップされることが多くなかったものに焦点を当てる。また地域との繋がりを重視し、対象範囲を幅広く設定する。外国人と地域の繋がりを更に深化させるため、神戸の伝統行事に着目した英文のガイドマップを作成する。より充実した活動を行なうため、美術館・博物館と大学が相互に連携し、それぞれの特長を発揮し、共に考えながら各プログラムを企画し実践していく。また、神戸市内と近隣の文化や芸術を発信していくための人材を育成する取り組みを推進していく。地域の美術館・博物館の特長を理解し、学校・地域との連携の可能性を共に考えて行くプログラムを行う。その他に、神戸市内と近隣の美術館・博物館で連続したワークショップを開催し、学校・地域とつながる機会を多様なものとする。その対象は教員をはじめ、教育活動を目指す学生、教育普及活動に興味を持つ人たちとする。継続的に取り組むことによって、美術館・博物館などの文化施設と学校・地域が、今後も共働してつながる関係を構築していく。

事業概要

神戸の文化資源の活用と人材育成を目的として、以下の3つの事業を実施する。

  • 神戸の文化資源を探り体験する活動
    • (1)多様な神戸の文化資源の中から3つの文化資源と地域を選び、参加者を募集する。それぞれ1回のレクチャーと1回のフィールドワークを実施する。対象は一般。レクチャーは各専門分野の学芸員が担当する。
    • (2)近代神戸で演奏されていた音楽を聴く演奏会を開催する。加えて、近代神戸の文化と関わりのある洋装と洋菓子を再現する。それらを通して、近代化に向かう当時の人々の様子を体験し、考える機会を持つ。
  • 外国人に神戸の文化資源を紹介する活動
    • (1)外国人を対象とした神戸の伝統的行事を紹介する英文ガイドを作成。四季折々の多彩な伝統文化を外国人が知り、体験できるツールを開発する。
  • 文化・アートを通じて地域・子供・ミュージアムを繋ぐ活動
    • (1)美術館と地域の子供たちを繋ぐアートイベントを開催し、地域・子供・ミュージアムの三者の繋がりを深め、アートによる地域の活性化を図る。
    • (2)神戸市内と近隣の美術館・博物館等文化施設が連携し、各施設の特性を活かしながら教員や教育活動を目指す学生、教育普及活動に興味のある人を対象としたワークショップを実施し、ミュージアムと学校の連携を図る。

実施項目・実施体系

  • 神戸の文化資源を探り体験する活動
    • (1)学芸員と神戸の文化資源を巡るフィールドワークの開催
      • ①開催の広報(広報印刷物1)
      • ②フィールドワークの実施(フィールドワーク)
    • (2)近代神戸の生活文化再現
      • ①開催の広報(広報印刷物2)
      • ②洋装再現(ツール開発1)
      • ③洋菓子再現(ツール開発2)
      • ④神戸外国人居留地で演奏されていた曲の演奏会(体験会)
  • 外国人に神戸の文化資源を紹介する活動
    • (1)英文パンフレット「神戸市内の伝統行事」の作成
      • ①英文パンフレットの作成(パンフレット)
  • 文化・アートを通じて地域・子供・ミュージアムを繋ぐ活動
    • (1)美術館と地域の子供たちを繋ぐアートイベントの開催
      • ①開催の広報(広報印刷物3)
      • ②イベントの開催(イベント)
    • (2)各施設の特長を活かしたミュージアム連携ワークショップ
      • ①開催の広報(広報印刷物4)
      • ②ワークショップの開催(ワークショップ)

事業実績(PDF)

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