事業詳細

アートフル大分推進事業

実行委員会
アートフル大分プロジェクト実行委員会
中核館
大分県立美術館

事業目的

本事業の目的は、美術館が、学校や地域と連携して、美術を活用しながら地域文化の魅力を発見し、大分の芸術的風土を、後世に引き継いでいく、創造的で文化的素養をもった人材を育成することである。

そのため、美術館や博物館、行政機関や地域(学校を中心とした地域コミュニティ)、さらには、地域文化を支える産業界などとの連携を深める。

また、美術館の新たな機能の充実に向け、地域のもつ文化風土、伝統などのよさや美しさを、子どもたちや地域住民に実感してもらうとともに、他地域との交流なども取り入れることでグローバルな視点から地域の創造性を高め、地域の文化力を向上させるものである。

事業概要

本事業は、「学校や地域と連携した美術による人材育成」をめざし、4つの事業を実施する。

  • 学校教育と連携した地域文化の担い手育成事業
    •  将来の文化の担い手である小・中学生や児童生徒を指導する先生などを対象とした取り組みである。学校教育との連携や地域の文化施設等との連携によるアウトリーチ活動などを行う。また、視覚や聴覚等に障がいのある児童生徒が美術や美術館を楽しむための教材開発・実践や、美術を核とした総合学習(教科横断的な学び)などを創出するスクールミュージアムを行う。
  • みんなの美術推進事業
    •  あらゆる人を対象として、美術文化に関心をもつ人々の裾野を広げるための取り組みである。講師にはスペシャリストを招聘し、新たな視点から美術文化をとらえたレクチャーやワークショップなどを行い、多様なニーズにこたえる。
  • 美術によるグローバル人材育成事業
    •  地域の魅力を「美術」をとおして再発見する取り組み。地域活力の向上もねらいとする。
  • 教育効果検証事業
    •  検証会議を開催し、取組の教育効果を検証する。その準備組織としてのコーディネータ会議では、検証委員を派遣したり、分析の視点を検討したりして、実践分析を行う。検証結果は、地域の文化施設や大分県教育委員会の行う教員研修等を通じて地域教育に還元する。

実施項目・実施体系

  • 学校教育との連携による地域文化の担い手育成事業
    • (1)将来の文化の担い手を育成する担い手育成講座
      • ①美術に親しむための学校ワークショップ (学校ワークショップ)
      • ②指導者・先生のための講座 (指導者講座)
    • (2)視覚や聴覚等に障がいのある児童が美術館を楽しむ特別支援学校プロジェクト
      • ①教材開発会議 (色教材開発会議)
      • ②あらゆる人が楽しめる美術館(ふれる・感じる美術館) (色の教室)
    • (3)美術作品を活用した地域ぐるみ・学校ぐるみの美術館体験講座
      • ①地域まるごと美術館 (まるごと美術館)
      • ②スクールミュージアム (スクールミュージアム)
  • みんなの美術推進事業
    • (1)新たな視点から美術文化を創造する特別講座
      • ①美術館と歴史博物館の連携講座~道具の博物誌~ (連携講座)
      • ②連続講座~美術館をめぐる7つのお話し~ (連続講座)
  • 美術によるグローバル人材育成事業
    • (1)地域の創造性を芸術体験を通して育てる拠点づくり
      • ①美術の視点からまちづくり・人づくりを考える地域づくり講座 (地域づくり講座)
  • 教育効果検証事業
    • (1)検証会議(実践報告・検証・指導助言) (検証会議)
    • (2)コーディネータ会議(検証会議準備・実践分析・報告書作成等)(コーディネータ会議)

事業実績(PDF)

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