国語施策・日本語教育

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議事 土岐会長あいさつ

 わたくしが会長としてごあいさつ申し上げるのは恐縮であるが,投票という方式でこういうことになった。国語審議会が改組されて新しく発足することになったが,今までやってきた仕事を考えると,長い間進歩的な仕事がされたきた。戦後の新しい情勢に従っていろいろのことが決まった。さらになすべきことがたくさんある。同時に今までやってきたことを,もっと適当に進めていくことも必要である。しかしじゅうぶんな材料を整えずに修正するのは危険である。
 調査の資料については,国語研究所と接触を保ちながら資料の整備をやるべきだ。会を重ねるに従って,委員のかたがたから考えをまとめて,今後の審議会を進めて行くべきものと思う。会議の運営などに慣れないため,はがゆく思われるだろうし,エラーも多いことと思うが,大目にみていただきたい。新しい審議会のため,及ばずながら努力していきたい。

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