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議事 5 国語問題審議の基準
佐 野
「できるか否か」は「どうか」とするか,あるいは「どうか」をとってしまってもよいのではないか。
滝口・藤森
「どうか」があるほうがやわらかい。
颯 田
「どうか」をとると,しかっているように聞える。
佐 野
15ページ,「その能率化の方法……」以下を省いてはどうか。
倉 石
16ページ,「対公衆」は「公衆に対する」とし,「現在考えられる」の次に「限りの」を入れる。「おいては,ごとき,かつ」などをやめて,全体としてやわらげていただきたい。
土岐会長
千種委員が本日欠席のため,書面で意見を出しておられる。そのなかですでに討論ずみの箇所は省き,「審議会の建議にあたっては試験期間をおく……」のところは,もっと抽象的でよろしく,書くならもっと簡単でいいとの意見が出ている。
田 口
「試験期間をおく」と,具体的に入れてあるほうがいい。
時 枝
「もし試験期間をおくことが必要であるならば」としてはどうか。
土岐会長
「もし」よりも「たとえば」のほうがよいであろう。以上の御意見によってこれを整理し,第2読会を開くとすれば,もう一度総会を開かなければならない。御趣旨をくんで修正したものを送付し,承認と認めてよろしいか。
中 島
最後の決定はもう一度総会を開いていただかないと,起草委員は責任をもてない。
土岐会長
ではじゅうぶんの余裕をとって総会を開くことにしよう。
中 島
原案が頭にあるとこだわるから,倉石さんに目を通していただいてはどうか。
倉 石
わたくしひとりでなく,もう1〜2人お願いしたい。
宮沢副会長
ひとりのほうがよいと思う。
原
部会でもその必要を痛感した。
土岐会長
草案の審議はこれで終り,次にローマ字調査分科審議会についておはかりしたいことがある。