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4 話しことばの問題

話しことばの改善について(建議)

 書きことばの研究と教育とはすでに相当に進んでいますが,話しことば(いわゆる音声言語)の研究と教育とについても,なお,いっそう改善・くふうを図る必要があると認め,次の各項を建議します。

  1.  話しことばの教育を特に学校教育において,いちだんと推進する必要がある。
  2.  「1」のためには,話しことば教育の指導者を養成する方策を,できるだけ早く立てなければならない。たとえば,とりあえず既設の大学その他の機関内に講座を置くなどの方法を講ずる。
  3.  「1」「2」のためには,話しことばの教育を科学的方法にもとづいて検討しなおす必要がある。
  4.  以上3項の対策と平行して,話しことばに関する必要な調査をいっそう根本的に,継続的に実施する必要がある。
 これによって話しことばに対する社会的関心が高められることを期待します。

 国語審議会は,これが実現をはかるため国立国語研究所・国立教育研究所その他の機関において具体的に研究されることを要請します。

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