国語施策・日本語教育

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議事 第2部会報告

颯 田(第2部会長)

 第2部会は,前の標準語・話しことば・敬語の部会と密接な関係があり,部会は今までに3回開いた。
 審議の対象として,教育・放送・映画・演劇を目安として,今,現にその場で話していることばについて,どうするかということ。問題点をあげれば,教育面で使っている方言と標準語との関係。学校劇を通しての言語訓練。教員養成大学に標準語教育の機関を設けること。スピーチクリニックについて。放送方面について。日本語のアクセントについて。また,映画・紙しばい・学校演劇の検討などがある。あるいは,標準語の基礎になっているもの,沿革的に生きていることばで,今われわれが聞いてもなつかしいことばの人などを無形文化財にいれるべきではないかなど。
 問題が広すぎてどれから取り上げたらよいか迷ったが,けっきょく,材料のてっとりばやくはいるものからということで,次回は映画のシナリオの検討をすることになった。それは,オリジナルのものを取ることとし,最近の日本のもので賞をとった作品のうち,「この広い空のどこかに」「二十四の瞳」,その他の脚本について検討する。なお,これらについてほかに御意見があれば伺いたい。

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