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議事 文部大臣あいさつ/庶務報告
土岐会長
これから第40回の総会を開く。第39回の総会は4月17日に開き,その後,各部会・分科会でそれぞれ会議が進められているが,きょうは,その中間報告をしていただく。最近,国語の問題が社会の各方面で議論されている。送りがなの問題から始まったことだが,委員のかたがたにも,いろいろ意見があることと思う。これは特に議題にあずけずに,「4 その他」のところで自由な発言をし,意見を述べていただきたい。
(白石課長,「送りながのつけ方」の実施の手続き,国会内の標識の件について庶務報告。)
松田文部大臣あいさつ
本日,第40回国語審議会総会が開かれるにあたりまして,一言ごあいさつ申し上げます。委員各位におかれましては,お忙しい中を,国語の改善のために熱心に御審議くださいまして,まことにありがたく存じます。
申すまでもなく,ことばは社会生活を営むうえに重要なはたらきをもつものであります。わが国では,歴史的な事情もありまして,国語の改善について,多くの困難な問題に当面しております。将来を見通し,その改善に積極的な努力を続けることは,わが国の文化と教育の向上を図るためにきわめて必要なことであります。
当国語審議会からこれまで多くの建議をいただき,それらによって,政府は社会の各方面の理解と協力を得て国語問題の解決をはかってまいりました。国語の問題は国民の生活,あらゆる文化の根底に深く関係しておりますだけに,広い視野と公正な立場からの御審議をお願いするしだいであります。この点,委員各位には,なみなみならぬ御苦心を払っておいでになることと存じますが,なにとぞこの困難な問題解決のために,格別な御協力と御尽力とをくださいますようお願いいたします。