国語施策・日本語教育

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次第 庶務報告/各部会報告

池田副会長

 (会長の出席まで副会長が司会。)これから第51回の総会を開く。はじめに調査局長のあいさつ,国語課長の庶務報告がある。

天城調査局長

 長い間ご審議をいただき,きょう今期最後の総会を開くことができた。今期の報告をご審議の上,おまとめ願えれば幸いである。

内山国語課長

 5月の総会以後の委員の異動について申し上げる。5月6日に第2部会長の久保田委員が死去された。第2部会長の後任には,相良委員が互選された。なお,鈴木委員が5月20日付けで退任され,新たに全国連合小学校長会長になられた村山氏を委員にお願いし,第3部会の審議に参加していただいた。

池田副会長

 久保田委員のごめいふくを祈って黙とうしたい。(全員黙とう)次に,各部会の報告の審議に移るが,第1部会から順次経過報告をしてほしい。

村上第1部会長

 第1部会の報告「国語改善の考え方について」の要旨は,5月の総会で報告し,了承を得たものと変わっていない。ただ,総会での意見などにより,若干修正を加えた点がある。修正の主要な点は,最初に「T 国語改善の経過」を加えたことと,「U」の標題を「国語改善の基準」でなく,「国語改善の考え方について」と改めた点である。
 第1部会は,部会を16回,小委員会を数回開き,終始熱心に審議したことを報告しておく。(担当官が報告案を朗読。)

池田副会長

 質疑は他の部会の報告後,一括して行ないたい。

相良第2部会長

 第2部会は,部会を17回,小委員会を6回開いた。まず,従来の国語政策を検討するため,これまでの審議の趣旨,方針などを検討した結果,これまでの施策は,法令,公用文,新聞,教育などの分野における基準を示すために,漢字かなまじり文の現状に即して整理したものであり,表音文字化を意図したものではないことが明らかになった。個々の施策については,まえがきなどによりその趣旨,方針などを検討し,また,新聞,教育方面の参考人から実施上の問題点などを聞き,審議の参考とした。このようにして,第2部会の報告「これまでの国語施策について」をまとめたが,いずれもすでに実施している施策に関するものであるから,今後の処置などについては,じゅうぶん慎重に考慮してほしいということである。(担当官が報告案を朗読。)

古賀第3部会長

 第3部会は,与えられた任務のうち,主として,これから改善をはかる必要のある問題を取り上げ,部会を14回開き,別に3回小委員会を開いて検討した。まず,問題の所在を明らにこするために20項目あまりの問題を選び,検討整理した結果,緊急に解決をはかる必要があると考えられる具体的なものとして「話しことばの敬語的表現」など四つの問題があることが明らかになった。このうち,話しことばの敬語的表現についてはやや深く掘り下げて審議したが,他の問題については検討するまでにいたらなかった。第3部会の報告「これから改善をはかる必要のある問題について」をご審議願いたい。(担当官が報告案を朗読。)

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