国語施策・日本語教育

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次第 庶務報告/前回の議事要録について

福島会長

 それでは第98回国語審議会総会(今期第6回)を開会する。
 初めに庶務報告がある。国語課長,どうぞ。

石田国語課長

 前回総会後の50年11月19日付けで文部省,文化庁の人事異動があり,内山文化庁次長が大臣官房付に転出し,同日付けで後任に今村文化庁次長が就任した。本日,今村文化庁が出席してごあいさつ申し上げるべきところであるが,急の公務により欠席した。御報告申し上げる。

福島会長

 前回総会(昭和50年10月24日開催)の議事要録は前もってお送りしてあるので,御覧いただいたことと思う。御自分の発言について修正の必要がある箇所があったら,御発言願いたい。後ほど事務当局に御連絡いただいても結構である。(発言なし。)
 本日の議事としては,第1には,「漢字表委員会における漢字表及び字体の問題の検討状況について」の報告,第2には,「韓国における国語問題等についての調査報告」,第3には,自由討議(直接漢字に関するもの以外の国語の諸問題)の三つを予定している。
 まず,「漢字表委員会における漢字表及び字体の問題の検討状況について」の報告から始めたいが,それに先立ち,前回総会の議により漢字表委員会で字体の専門的検討もするようになった経緯について簡単に説明しておきたい。
 前回総会までは,問題点整理委員会で「字体検討の問題点」を整理していただいてきており,そのまとめを,前回,遠藤主査から報告していただいた。そして,総会での意見交換の結果,今後字体の問題は新組織をつくって専門的に検討し,総会に報告するということになったが,その組織をどう形作るかということについては運営委員会で協議して決めるということになった。
 この総会の議に基づいて11月20日に開催した運営委員会での協議の結果については,12月1日付けの「字体の専門的検討組織の構成について」という文書で委員各位にお知らせしたとおりである。その要点を申し上げると,(1)字体の検討と字種の選定とは密接な関係があるので,漢字表委員会において字種の選定と併せて字体の問題をも検討することとする。(2)字体の問題の検討のために4名の委員(沢村,長谷部,三根谷,山本の各委員)を補充することとする等であった。
 このような経緯で漢字表委員会が字種の選定に併せて字体の問題をも検討することになったのである。

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