有光会長

　これから第3回の国語審議会総会を開催する。
　今日は，初めに事務局から庶務報告をしていただく。

中村国語課長

　それでは御報告申し上げる。
　第1回の仮名遣い委員会が，昨年の9月28日に開かれて，以後本年2月まで5回開催された。仮名遣い委員会の検討の状況については，後ほど，主査から御報告をいただけることになっている。
　この仮名遣いの検討に関連して，団体からの意見書が2通出された。一つは，昨年10月20日付けで日本点字委員会から，もう一つは，本年2月1日付けで日本書籍出版協会から出されたものである。いずれも，2月に開いた5回目の仮名遣い委員会に資料として提出した。委員会に所属されない委員の方々にも，他の資料と一緒にお送りいたしたので，御覧いただけたことかと思う。
　本日の配布資料は，お手元にある仮名遣い委員会での討議の概要である。なお，お手元のファイルの中には，前回同様，議事要録，委員名簿，国語関係訓令・告示集，国語審議会答申・建議集などが入っている。
　以上である。

有光会長

　昨年の7月の第2回総会の議事要録は，既にお送りしてあることと思うが，お読みいただいたかと思う。お手元のとじ込みの中にも入っている。何か特に御自身の発言について修正の箇所があったら，どうぞ御発言を頂きたい。
　これまでに，碧海委員から，この要録の御発言について修正のお申し出があった。
　この議事要録について，お気付きの点，特に御自身の御発言について御訂正の御希望があったら，どうぞおっしゃっていただきたい。

碧海委員

　私の訂正が，一番最後のページの次に出ている。これは，電話でお願いして，私の発音が悪かったので申し訳なかったけれども，その中にトランスクライヴとなっているその「ヴ」を「ブ」に直しておいていただきたい。

有光会長

　事務当局の方で記録して，訂正の処置をとっていただきたい。

中村国語課長

　大変失礼した。訂正しておく

有光会長

　後ほどまたお気付きの点があったら，事務局に御連絡いただいても結構である。
　そういう前提で前回の議事要録は御承認をいただいたこととしたい。