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議事要旨

第4回国語審議会総会(昭和58.9.29)

 事務局から文化庁の人事異動(昭和58年7月5日付けで佐野長官から鈴木長官に交代,6月1日付けで北橋文化部長から加戸文化部長に交代,4月1日付けで中村国語課長から後藤国語課長に交代)と委員の異動(小林委員に代わって9月1日付けで太田(三)委員が就任,茂串委員に代わって9月1日付けで味村委員が就任)について報告した。
 林(大)仮名遣い委員会主査から第6回〜第10回の仮名遣い委員会の審議状況についての報告があり,また今後の予定として以下のような説明があり,了承された。

(1)  今後,委員会では仮名遣いの法則及び運用上の問題(現代音韻組織の確認,使用する仮名の確認,規則の立て方,規範性,適用の分野・文体等)について検討を進める。
(2)  委員会の中に小委員会を設けて,検討のためのたたき台を作るなど具体的作業を行う。
(3)  これまでの仮名遣い委員会の審議状況の報告や,総会での論議を踏まえて,仮名遣いに関する全委員の意向を伺うためのアンケート調査を11月中に行いたい。アンケートの内容や文案については,10月に予定している仮名遣い委員会で協議をする。
(4)  任期末には,アンケートの結果も参考にして,仮名遣い委員会の審議経過を取りまとめて総会に報告したい。

 なお,木内委員から,仮名遣い問題の基本的な理念(「現代かなづかい」の功罪など)について討議するための新しい委員会の設立について提案があったが,協議の結果,それらの趣旨もアンケートに盛り込んで,従来どおり仮名遣い委員会で論議していくことになった。

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