国語施策・日本語教育

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はじめに

 平成3年9月に発足した第19期国語審議会は,現代の国語をめぐる諸問題について,すなわち,現在社会の各分野で国語についてどのようなことが問題にされているのか,問題点を洗い出し,問題の所在を明らかにするとともに,国語施策の上でそれらの問題にどのように対処していけばよいかを総合的に審議し,提言することを任務としている。
 これまでに総会(第1回〜第3回)において自由討議・意見交換を重ねる中で,多くの問題が指摘された。そこで,問題点整理委員会を設けて問題の事項を整理するための検討を行った。その結果は,さきの総会(第4回)に報告されたが,その後,更に問題点整理委員会での検討を経て,ここに中間的な審議経過報告をまとめた。
 この報告は, これまでの審議の中で指摘された諸問題について全体を見渡した上で整理を行った段階のものであり,今後,関係各方面の意見をも参考にしながら更に検討・論議を深めていくことを予定しているものである。
 また,この報告の主文はI,U,Vの3部から成るが,問題の整理に先立って,戦後から現在に至る主として表記に関する国語施策の実施の経緯,特に昭和41年以来の表記に関する国語施策の見直しの趣旨を確認しておくことが必要であると考え,次のようにその概要をまとめた。

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