国語施策・日本語教育

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第20期国語審議会概要

 第20期国語審議会では,第1回総会において文部大臣から「新しい時代に応じた国語施策の在り方について」が諮問され,第19期国語審議会報告「現代の国語をめぐる諸問題について」に掲げる「言葉遣いに関すること」「情報化への対応に関すること」「国際社会への対応に関すること」「国語の教育・研究に関すること」「表記に関すること」について審議することが求められた。

 これを受け,当面は広く社会の各方面で要請されている問題から取り上げることとし,第1委員会及び第2委員会の二つの委員会を設置して,「言葉遣いに関すること」(第1委員会が担当),「情報化への対応に関すること」「国際社会への対応に関すること」(以上,第2委員会が担当)について審議を行った。総会や委員会など合計44回の会議を開き,特に重要な事柄については全委員を対象とするアンケート調査を行うなどして検討を重ね,平成7年11月8日の第9回総会において,「新しい時代に応じた国語施策について(審議経過報告)」を取りまとめ,これを国語審議会会長から文部大臣に報告した。

 この報告は,「T 言葉遣いに関すること」「U 情報化への対応に関すること」「V 国際社会への対応に関すること」の3部から成る。それぞれ諮問された事柄についての基本的な認識を述べているほか,Tでは言語環境の重要性や敬語の問題など,Uではワープロ等における漢字の字体の問題など,Vでは日本語の国際的な広がりへの対応などについて,一部は一応の結論を掲げつつ,おおむね答申に向けてある程度の方向性を示している。

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