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文部大臣の諮問
庁文国第44号
国 語 審 議 会
次の事項について,理由を添えて諮問します。
新しい時代に応じた国語施策の在り方について
平成5年11月24日
文部大臣 赤 松 良 子
(理 由)
国語は一国の文化の基礎を成すとともに, 文化の伝承や創造に密接にかかわるものである。近年, 国語をめぐる社会状況の変化, 特にいわゆる情報化, 国際化の進展は著しいものがある。また, 現代生活の急速な変化は人々の価値観の多様化や世代間の意識の差をもたらしている。
従来の国語施策は主として表記に関することを取り扱ってきたが, 今後は21世紀を展望しつつ, 新しい時代に応じ得るよう, 広い視野に立って国語の問題全般を取り上げていくことが期待されている。このため, 言葉遣いに関すること,情報化への対応に関すること, 国際社会への対応に関すること, 国語の教育・研究に関すること, さらには, 引き続いて表記に関することなどについて, 逐次検討する必要がある。